秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず | 坊さんとして暴走してます。No Buddhism , No Life!

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人間の三大欲求といえば、
食欲・睡眠欲・性欲
だ、そうです。

ある昼下がり。
コンビニさんでレジを待つ列に並んでいる時に、前に立つ僕と同年代のジェントルマンのカゴの中身に無礼ながらも目線がいきました。

ガッツリ肉系のお弁当
みそ汁
お茶
デザート
『成人向け図書』

が、鎮座しておられました。
三大欲求のうち、食欲、性欲に応える素晴らしいラインナップです。
これで、表に車が停めてあって、昼寝をした日にゃ、もう三大欲求コンプリートです。
まさにコンビニエンス。
たたえよ、文明!凄いぞコンビニ(」・ω・)」うー!(/・ω・)/にゃー!

と、一人で感動しておりました。

しかしながらこの『成人向け図書』ってのは、なんともあけすけで、粋を感じないことです。
こんなことを言うと、

うるせーハゲ、売れたらいいだよ!文句を言うなクソ坊主!

と、間の手が入りそうですが、まぁ、どうも、あれは洒落てるもんでないという思いからは離れられません。
いや、あーいった類いの本自体を否定するわけではありません。
あーいった類いの本は少年、青年が過ごす青春時代においては必須のものではないかと思う事であります。
小学生の時に、なぜか河原に落ちていた雨で濡れてパリパリになった「あーいった類いの本」を見付けた時には、全ての遊びを中断して、みんなで鑑賞したものです。
どうみてもオバサンな方がセーラー服を着て「女子高生」と言い切る姿に、大人社会の欺瞞を感じたことであります。
中学生、高校生となると、そういった本を自分で購入するのですが、なるべく地元以外の本屋さんで、店番がオジさんであること条件に購入しておりました。
油断していると店番が女の子とかに替わっていて、まさかのチキンレース状態になったこともありました。
僕のピュアなハートが常にチュクチュクしていたことであります。

そういった思い出のある僕にとって「あーいった類いの本」が「成人向け図書」として、日の明るいうちから堂々としていることが、どうにも粋に思えないのです。
小さな子どもが出入りする場で当たり前のように置かれている「成人向け図書」を見るたびに、

「そこまでコンビニエンスじゃなくてもええのに」

と、思うことであります。
もちろん、コンビニさんもご商売である限り、売れるとなれば置かざるを得ないことでありましょう。
しかしながら、どうにも「あーいった類いの本」は秘すれば花なりで、あんまり、あけすけにするもんでは無いと思うことであります。
なんまんだぶ。