今、絶賛に不惑の40歳ですが、20年前の僕がピチピチの二十歳の時、まわりの喫煙度は相当に高かったことだと記憶しています。
まわりの人間関係は人によって違うので一概に言えませんが……。
その頃は、タバコは社交の道具でした。
また、映画では登場人物の気持ちを表現していました。
また「紫煙たなびく」という言葉もありました。なんとも大人な感じがしたことであります。
かなりの場所で喫煙可能でした。
だって飛行機の中でも喫煙できましたし。
しかもタバコって一箱200円ぐらいだったと思います。
喫煙という行為は、好ましいことでは無いとしても、嫌われるようなものではありませんでした。
時は流れて今、現在。
タバコを吸う行為自体が大変に嫌われることとなりました。
吸える場所もありません。実際にほとんどの場所が建物内禁煙です。
飛行機で喫煙するなんて夢のまた夢です。
しかし、値段だけは倍以上となりました……。
喫煙者の追い込まれっぷりが凄いです。
今、吸っている人はよっぽどの根性だと思います。
僕もかなりのヘビースモーカーでしたが、辞めてしまいましたし。
世の中でこんなに価値が下がったものって無いのではないのでしょうか……。
なんとなく、タバコを見ていると寂しい気持ちになることです。