中国で暴動が起きたりして、海外の日本企業が襲われているというテロの映像をテレビなんかで視ていますが、その時「チャイナリスク」という言葉が出ていた。
そうやって「リスク」があるのに進出するには、なにかメリットがあるのでしょう。
坊主なのでそういったことは詳しくないが、そのうちのメリットのひとつに人件費の安さがあるのでしょうね。
そういった部分で安くした商品が100円ショップで並んでいて、僕たちは利用しているのだけど、先日こういった記事「100円ショップでの安物買いが、人生を破綻させる5つの理由」をみた。
で、この時代になって一度僕らの生活を見直す時期に来ているのかもしれないと思ったわけなのです。
なにも「高級品」を求めるのではなくて「普通の品」で良いのですよ。
ただ、この時勢に「国産品」で「国内生産」を求めること自体が「贅沢」なのかもしれません。
また「このグローバルな時代になにを馬鹿坊主が」と思われる方いるかもしれません。
でも、そういった「安さ」や「効率」を追い求めるのはもう限界が来ているのだと感じます。
100円ショップにありそうなものでプラスチック製のお風呂用の手桶なんかは思いつきやすい物です。
それを国産で木製のものにすると2,600円ぐらいで売っていました。
値段は約26倍です(笑)
しかし値段は26倍でも5年、10年と使えば良いのではないかと。
壊れたら修理して、いつまでも使う。
欠けたらポイ!汚れたらポイ!をやめれば良いのではないかと。
そうすることで国内で品物が売れ、手桶を作る技術が守られるんじゃないかと思ってます。
もちろん風呂桶に限らず、いろいろな物を見直していく。その中で、国産ではカバーできないものもあるでしょうし、コスト的にどうしても無理なものもあるでしょう。
「絶対に国産しか使わない!」
ではなく、ちょっと心がける。むしろそういった物を買うことを楽しむぐらいで良いのではないかと。
物だけではないかもしれません。
ある人が「どこの町に行っても、同じファミレスやファーストフードがある」と嘆いていました。
ちなみに僕は「すきや」のカレーが好きですし、「ビッグボーイ」のハンバーグも好きです。子どもを連れて100円の回転すしにも行きます(笑)
でも、なるべく地元のお店、地域のお店、その地方の食べ物を食べるようにしています。
これも絶対にそういう所でしか食べないというのではなく、心がけるというレベル。
そして、地域のお店(特に居酒屋さん)を開拓することを楽しみたいと思います。
いろいろとギスギスしている世情で、いってしまえば昔ながらの「生活の当たり前」をちょっと心がけてみたら、結構良いんじゃないかと思うことです。
うちのお寺は「山寺」なんで、そういった生活が悶絶するぐらい似合います(笑)