白い粉に頼って乗り切った。 | 坊さんとして暴走してます。No Buddhism , No Life!

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27日、28日は自坊の報恩講であったため、25日の夜から山梨の自坊に帰っていました。
25日は、住職と一杯飲んで終了。
26日は、午前中は近隣のお寺の報恩講に出仕。
ここは本堂がでかいので、雨のなかのお参りは実に寒かったです。
夜は、違うお寺に出仕。
その間も自坊の片付けと準備を着々と進めます。
で、27日。
朝起きるとと、どうも喉の調子が悪い。
でも、近所のお寺の法要に出仕。
散華頭があたっていたので、務めるが、どうも喉の調子が悪い。
法要が終わって、車で帰る途中(と、いっても10分くらい)で、熱っぽうなってくる。
いかん、絶対風邪だわ。
自坊に戻って、昼食後、薬を飲んで忙しい中、申し訳なく思いながらも、すこし寝る。
2時間ほど、寝たら体調は完全回復。
でも、喉が最悪。

声がほとんど出ない。

これは、やばい。
いつもは報恩講には、布教使の方にご出講いただいて、お取り次ぎを頂いたが、副住職の話を聞いたことがないからという、ご門徒の希望で、僕がお取り次ぎをさせて頂くことにあっているのに!!

とりあえず、薬局へいき、龍角散を購入。
この白い粉が便りです。
で、夜の法要。
ガラガラ声ながらもなんとか終了。すいません、聞きづらくて。
で、翌日。
声は変わらず。
日中のご法要ののち、お取り次ぎをさせて頂く。
聞きづらい声のままで申し訳がない。
でも、おばあさんたちが、一生懸命聞いて下さる。
坊さんを育てるのは門徒さんだな、との思いがよぎる。でも甘えちゃ駄目。体調管理ができない僕が一番悪い。
法要の導師は住職だったからまだ良かったものの、僕が導師だったら目も当てられないことに。

で、お取り次ぎのあとは、お楽しみ会。
今回は「林家正雀師匠」にお越し頂いて、1時間ほど落語の時間。
高座を組んで、毛氈引いて、座布団だして。
左余間前を上座として、いつもとは違うむきで坐る。
「ご本尊に尻をむけちゃ、ならん。」
この意見は坊主からではなく、門徒さんの意見。
ありがたい。

で、落語。

いやぁ、まじ面白かった。
やっぱこういう芸は生でみるのが一番です。
素晴らしい。

今回の報恩講は龍角散と落語が印象に残りました。
まぁ、沢山の方がお参りに来て頂きました。
去年のお参りが少なくて、
「やっぱり平日だから?」
「これもご時勢」
なんて、言ってましたが、今年は本堂に沢山の人。
落語のお陰か、僕の話のお陰か(笑
来年はもっと沢山の方にお参りしていただけるよう頑張ります。

でも、バタバタし過ぎて、写真とかまったく撮れなかった。これは実に反省。

来年は体調管理と、カメラとかの準備に気をつけよう。
合掌。