泣いてる風をみたことが ある?
て小鳥に言われたことがある
私は見てない
でもあんなに葉が揺れて
あんなにビルが哀しそうなら
もしかしたら 風は泣いているかもしれない
あなたも
見てないでしょう?
風が泣いているとこ・・・など
小鳥はじっと 僕を見ながら聞く

もう6月
なんか嬉しい
昼寝した子猫が まだ夢の中にいるような顔を見たように
なんか嬉しい

真夜中によく新聞を読む時がある
なんのための新聞か 分からない
読んだ記事は もうすべてテレビやラジオで報道されているのだ
真夜中に朝の新聞を読むことで
なにかいい事が起きるかもしれない
瞬時の期待が 微かにあるのだ

花を見る事ができても
花の書く詩を読むことはできない
ただ
たまに花から語る言葉を聞くことがある
もしかしたら
自分たちの悲惨さを
僕に話しかけているのかもしれない
あるいは
自分たちの幸福を・・・


6月の爽やかな朝は
旅行鞄を持ち旅立つ時に
家を出た時の気持ちに似ている
とてもワクワクするのです
今日のように
風が少し頬を撫で、嬉しい気持ちの中に
微かな期待があるのです
微かな見えない何かへの期待が・・・


木から出る新芽は朝 陽が昇る前に
哀しい涙を流している
避けようもない 悲劇をすべて理解して、諦めてしまったことへの・・・
涙を

これから重いカメラを提げ
何処へ行くか愉しむ時間が増えます
時々 かなり辺鄙な場所で
1時間に二度しか来ないバス停で バスを待つ時も
6月なら苦になりません
そこで
バス停にある椅子の上でうたた寝をしても
シエラザードの曲のように
たまに甘い夢をみることが できるのです
バスが来て 寝過ごしても また30分待てばいいのです
もしかしたら
小鳥も足元に来てくれるかもしれまんせんし ねw

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