第2回PRP療法研究会
11月7日に新大阪ワシントンプラザホテルにて
第2回PRP研究会が開催されました。
この会は関西医大の形成外科の教授である
楠本健司先生が会長をされている会です。
歯科の先生方や整形外科の先生も参加されて盛況な会になりました。
やはり、ここでも血小板濃度が問題になりました。
他のクリニックの先生方も発表されていますが
PRPの濃縮を高めるために採血量を増やして
PRP採取用スピッツを4本ほど使用したほうが
私個人的にも効果がよいように感じます。
今後も結果を良くするために研究会での
新しい情報を実践できるように
研究会には積極的に参加していきたいと思っております。
第8回日本胎盤臨床研究会
10月10日と11日の2日間、石川県の金沢の山城温泉にある
ホテル百万石にて第8回日本胎盤臨床研究会が行われました。
私がプラセンタ(胎盤エキス)に興味を持ったのは、
脊柱管狭窄症に対してプラセンタのつぼ打ち注射が
効果があるという記事が「わかさ」という雑誌で
特集されたことに始まります。
その雑誌を読んだ間欠性跛行の患者さまに
実際に注射してみると再診の際にはかなり楽になって
普通に元気よく診察室に入ってきたのです。
驚くと同時にどうして効くのか原理もわからず注射を打つことは
医者として恥ずべきことだと思いよくよく調べてみました。
すると、このプラセンタについての研究会の次期会長が
実は私の大学時代お世話になって部活の先輩でもある
吉祥寺中医クリニックの長瀬先生であったのです。
疑問をぶつけたところぜひ研究会に参加してくださいと
こころよく会員に入れていただきました。
そして今回の学会に参加ということになったのですが
個の学会でプラセンタに関しての知見が急に広がりました。
多数の科の先生方が使用しており、歯科や獣医でも
応用されているとのことです。
今回の研究会ではプラセンタについての効果や
作用機序の解明、注射の適切な使用法など
多岐にわたり発表がありました。
ところで脊柱管狭窄症がなぜ改善するかですが
患部の血流改善及び中枢神経に対しても
神経伝達物質の取り込みが促進されている
ことが示唆されております。
また、韓国のソウルDL形成外科医院の申峻吴先生は、
プロ野球選手やサッカー選手などの肘や膝などに
多血小板血漿を打つのと同様にプラセンタのつぼうち注射を行っており
スポーツ医学の世界でも頻用され始めております。
現在、当クリニックではつぼ打ちなどの使用方法を始めて
間もないですのが、少しでも患者さまの
助けになればと今後、研鑽を深めていきたいと思っております。
第33回日本美容外科学会
10月6日から9日まで京都のホテルグランヴィアにて
第33回日本美容外科学会が開催されました。
わたくしは10月8日しか行けませんでしたが、
発表は今までと異なりレクチャー方式となっており
最前線の先生方が自分の得意とする分野について
詳細に発表されておりました。
興味深かった点としては
矢永クリニックの矢永博子先生の自家培養表皮移植を
熱傷や白斑、Acne Scar (ニキビ跡)などに使用して
素晴らしい結果を出していることです。
いつの日か安価でこの自家培養表皮が使用できるのを
切望しております。きれいに熱傷も治ってほしいと思うのが
すべての熱傷に携わってきた形成外科医の夢であり
ケロイドや瘢痕に苦しむ患者さまをずっと見てきたの私にとっては
本当に矢永先生の研究成果は素晴らしいと感じました。
他に注目すべき点は多血小板血漿の効果と方法についての
パネルディスカッツションにおいて
激しく討論があったことです。
私も久保田潤一郎先生と同じ考えで
自分の血液の血小板の能力を信じて
b-FGFを混ぜて打つのはトラブルの原因と考えております。
他には以前から言われていたボツリヌス毒素によるリフトアップに関しても
日本医科大学の佐藤和夫先生が発表されておりました。
エビデンスをしっかり追求されており大変勉強になりました。
ただ手術の発表が全体的に減って低侵襲だが効果を期待される
シルエットスーチャーなどの小手術が増えたような感じがしました。
形成外科出身の私としてはダイナミックな
手術の発表が聞きたかったのですが
これも時代の流れなのかもしれません。
