就活生たちへ~
その学生はボクの前で泣いた、
ただひたすら泣いた。
財閥系の家で生まれ高学歴の家族に守られ育ち
その通りの道を歩みW大学へ入学し就職活動の時期が来た・・・
大手企業内定が当たり前の就職を前提とした活動が始まるが
スタートが遅れ思いのほか説明会参加回数が友達より少なかった、
つまり選考に進めない状況に追い詰められたってわけだ・・
焦りが生じた
何に対しての焦りかわかっていた
家族、親族に対する焦りとそのプレッシャーだった
それがどれほど酷なものか・・到底ボク達にはわからないさ
日々終了していく大手企業の説明会に対し
ES等何もアクションが起こせず、吐き気やめまいに襲われる毎日
自分の就職活動はもう失敗だ・・取り返しがきかない
そう語りながら泣いていた・・

やがて気持ちが少し落ち着くと、
大手企業の選考が終わりそうなので、と
PCを目の前に自分の現在選考している企業をボクに教えてくれた
それは明らかに自分がやりたい職種を前提に選択した企業ばかりだったんだ
そこには大手企業の名はなかった
ボクは正直驚いて彼の話を聞いていたんだ
しだいに彼は穏やかな表情で自分がやりたい仕事その理由
そこから見える自分のスキルアップ、将来像、野心、などをゆっくりと語り始めたんだ。
その時の彼の表情はとても穏やかだったなぁ

彼は他人の尺度で就活をやっていたそして100%を求め過ぎていたんだ
でも100%希望を満たしてくれる企業も仕事もこの世にはない
そして他人の尺度で就活をやっても何も満たされないし納得できない
やるべき事は100%に近づく努力が出来る企業や仕事を探すことで
そして他人の尺度ではなく自分の尺度で就活を行う事だった
(他人の尺度=親・親類・友人他~の目を気にする事)
社会人となって周囲から興味をもたれる事は
どんな会社に勤めているか?じゃないんだ!
どんな仕事をしているか?ってことなんだ!
彼の悩みはすぐには消えないだろうけれど
今やっている就活は全く間違ってはいない。
ボクはそれでいいと思うよ
byあしなが
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