【クラシック音楽】過去に聴けなかった作品をやっと聴く+アンコール+オーケストラ《エクセルシス》 | 妄想印象派 自作のイラストや漫画、アニメ、音楽など

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Betty Quef is playing the Piano 2024-7-27.PNG

 

ハアイ、あたしは休符の妖精ベティ・キューフよ💕

やあ、おいらは音符の妖精ワンプくんだいッ♪

 

…って、ベティちゃんしかいないじゃん♩

 

Satoš:お前まで描く余裕がなかったんだよ!

大変だったんだぞ、グランドピアノ描くの。

(意外と時間掛からなかったけどね)

 

次回はちゃんと描いてよ♫

 

Satoš:わかったわかった。

 

今回は、過去に聴きたかったけど聴けなかった曲が、

今はやっとYouTubeに出ているので改めて紹介するという企画よ𝄽

 

Satoš:今とは違ってフォロワーもあまりいなく、

アクセス数も少ない頃に紹介した作曲家たち。

 

ずっと前に書いたクラシック音楽記事に、

どういう検索でなのか辿り着く人はいたりするけど、

誰も辿り着かない記事もある♬

 

Satoš:可哀想だから、

こうやって掘り返してあげる作業は大切だ!

 

何で無名なの?っていう結構良い曲もあるしね🎵

 

Satoš:聴けなかった曲、というのではないけど、

アンコールで紹介したい作曲家もいるのでここでついでに。

 

それと、9月といえば、毎年お馴染みの、

オーケストラ《エクセルシス》の演奏会よね𝄾

 

Satoš:色々ワクワク楽しいよね!

 

せっかくピアノの絵を描いたのに、

ピアノ曲を主体的に紹介するわけでも無いところが

ちょっと残念だけどね𝅜

 

Satoš:おーい、折角のいいムードに水を差すなぁ!!

そこまでキッチリとは合わせられん!!

 

というわけで、

過去に聴けなかった作品をやっと聴く特集と、

アンコール、演奏会のご紹介、いっくわよ~𝅂

いくよ~ん𝅘𝅥𝅲

Satoš:いくぜ~!!!!!

 

エトゥアルト・タム

 

「エストニア狂詩曲」(1933)

Eesti rapsoodia

 

私は〝狂詩曲フェチ〟なので、

凄い聴きたかったのですけど、

初紹介当時はYouTubeに上がっておらず。

 

でも現在は、結構演奏の映像が上がっていますね。

聴くことができて感無量です!!

 

哀愁から元気溌剌まで、

起伏に富んだ豊かな表情を華麗なオーケストレーションで魅せる、

吹奏楽曲です。

同じ主題が形を変える〝変奏曲〟の要素もあり。

何という民謡が用いられているのかまでは、

そこまでの知識は無いのですけどね…(汗)。

 

エトゥアルト(エドゥアルド)・タム

(Eduard Tamm, 1879-1941)は、

〝エストニア吹奏楽の父〟と見られているそうです。

 

1918年、第7歩兵連隊(7. Jalaväerügement)

の吹奏楽団の指揮者に就任。

 

1934年、

ヴル交響楽協会(Võrus Sümfoonilise Muusika Seltsi)

と、40~50人を擁するその交響楽団を設立。

ヴル(ヴォル)(Võru)の音楽水準の向上、発展に貢献。

Eduard Tamm (helilooja) – Vikipeedia

 

ユハン・アーヴィック(Juhan Aavik, 1884-1982)

も同名の作品(1929)を書いています。

こちらは聴けませんでしたが、管弦楽作品の様です。

 

アーヴィックは、作曲家、指揮者、音楽教師として活躍。

交響曲、協奏曲、歌劇、合唱曲、室内楽曲、ピアノ曲、童謡など、

幅広いジャンルの作品を手掛けていますが、

残念ながらYouTubeには合唱曲や小規模な曲しかなく、

管弦楽曲などの大規模な作品は見つけられませんでした。

Juhan Aavik – Vikipeedia

 

超マイナークラシック曲情報(ラトビア・エストニア)

2009年9月19日

 

同記事では、

ヤーニス・カルニンシュ(Jānis Kalniņš, 1904-2000)の

「ラトヴィア狂詩曲」(Latvju rapsodija, 1956)

も、聴けないながらも紹介しておりますが、

ヤーニス・メディンシュ

(Jānis Mediņš, 1890-1966)の(1956)

が出ていました(奇遇にも同年作曲)。

基本は民族主義的ロマン派ですが、やや崩れた渋い曲調?

昔の東映まんがまつりの長編アニメのBGMにありそう?

 

ペーテリス・バリソンス

(Pēteris Barisons, 1904-1947)の

「ラトヴィア狂詩曲」(1945)

は、紹介済み。

でも、メディンシュのやや渋い和声とは違い、

美しいメロディで綺麗に纏めようとしている感が強い。

一部でメディンシュのと同じ民謡が使われている様です。

(メディンシュの8:25から)

ペーテリス・バリソンス(Pēteris Barisons)ラトヴィアの作曲家

2012年5月31日

 

ルドミル・ミハウ・ロゴフスキ

 

「海の閃光」(管弦楽のためのアドリア海の5つの物語)(1952)

Bljesci Po Moru (Pet Priča Jadrana)

1:晴れやかな潮の歌

Sunčana Pjesma Plime

2:深淵にて

U Dubinama

3:月光の戯れ

Igra Mjesečevih Bljesaka

4:愛の島、ロクルム

Lokrum, Otok Ljubavi

5:アドリア海の最後の物語

Zadnja Priča Jadrana

 

この作曲家、以前ブログで紹介した時は、

一曲も聴くことができなかったのですけど、

〝勘〟で「明解な曲を書いている筈」と賭けに出、

実際に聴いてみたところ、その見立ては当たりました。

いい作品だと思います。

 

5つの短い曲で構成されている管弦楽曲で、

巧みな管弦楽技法により、おどけた表情、

美しい表情など、印象主義の要素も取り入れて、

豊かな表現を見せており、映画音楽っぽいというか。

 

アドリア海を題材にしたのは、

後半生をクロアチアで過ごした事と無関係ではないでしょう。

 

私は〝狂詩曲フェチ〟なのですけど、

彼の書いた一連の狂詩曲は、残念ながら見つけられず。

 

「小管弦楽のためのボスニア狂詩曲」(1945)

Rapsodia bośniacka na małą orkiestrę

「小管弦楽のためのダルマチア狂詩曲」(1945)

Rapsodia dalmatyńska na małą orkiestrę

「小管弦楽のためのパルチザン狂詩曲」(1945)

Rapsodia partyzancka na małą orkiestrę

「小管弦楽のためのベラルーシ狂詩曲」(1949)

Rapsodia białoruska na małą orkiestrę

 

ルドミル・ミハウ・ロゴフスキ

(Ludomir Michał Rogowski, 1881-1954)

は、ポーランドの指揮者、作曲家。

1909~1911年に、

ヴィリニュスで音楽学校と管弦楽団を設立。

1926年に、ドゥブロヴニクに永住。

歌劇、オペレッタ、管弦楽曲、室内楽曲、合唱曲、歌曲など、

あらゆるジャンルの作品を書きました。

交響曲は7曲もあるそうです。

ルドミル・ミハウ・ロゴフスキ(Ludomir Michał Rogowski)ポーランドの作曲家

2012年9月5日

 

エレクレ・ジャバダリ

 

「サカルトヴェロ(ジョージア)狂詩曲」(1913)

(ピアノと管弦楽のための)

ქართული რაპსოდია

ピアノ:アンリ・ゴライエブ

Henri Goraïeb

指揮:ルイ・ドゥ・フロマン

Louis de Froment

演奏:ルクセンブルク放送交響楽団

Orchestre Symphonique de RTL

 

「狂詩曲フェチ」の私、

「絶対聴いてやるぞ!!」

と息巻いていましたが、

YouTubeに上がっていたので念願叶いました!

 

やや中央アジア要素を感じさせる?

ローカル感漂う映画音楽の様な?

 

前半では、優しくゆったり落ち着き払った表情を見せますが、

後半では、ジョージア舞曲風のエネルギッシュな旋律が畳みかけます。

 

ピアノも適度に技巧性があり、

きらめく様な表現が魅力的です!!

この作品、無名なのは非常にもったいない!!

 

12年前の紹介当時は「グルジア狂詩曲」と紹介していましたが、

現在ではその呼び名はロシア語風ということで、

敬遠されています。

南オセチア紛争(2008)以降ですが。

何とも世知辛いですなあ…。

 

かといって「ジョージア」という呼び名も、

「ジョージア州」などを髣髴とさせ、

違和感あるっていうね。

 

個人的には地元の呼び名である

「サカルトヴェロ」

がお気に入りなんですけど、

活舌悪い人には言いづらい欠点が…。

 

エレクレ・アレクサンドレス・ゼ・ジャバダリ

(ერეკლე ალექსანდრეს ძე ჯაბადარი, 1891-1937)は、

トビリシ生まれの作曲家、ピアニストですが、

生前は地元ジョージアでは殆ど知られておらず、

フランスやオーストリア、スイスなど、外国で活動。

ラテン文字表記は、

「Heraclius Alexandres dze Djabadary」

 

「ジョージア狂詩曲」の他にも、

3曲のピアノ協奏曲、

オーボエと管弦楽のための「トビリシ讃歌」、

フルートと管弦楽のための「蛇の歌」、

歌劇、室内楽曲、ピアノ曲などを作曲。

ირაკლი ჯაბადარი - ვიკიპედია

 

エレクレ・ジャバダリ(ერეკლე ჯაბადარი)グルジアの作曲家

2012年11月5日

 

ユーハン・アルゴート・ハクヴィニウス

 

残念ながら、

管弦楽作品の映像は見つけられなかったものの、

室内楽作品が上がっておりました。

国民楽派な良い曲だと思います。

 

「スウェーデン舞曲」(ヴァイオリンとピアノ)

Svensk dans

 

弦楽四重奏曲第1番 イ短調(1916-1928)

Stråkkvartett nr 1 i a-moll

 

ここに示した室内楽系の作品だけでも、

明解で魅力的な旋律美に彩られているので、

その意味では極めて不遇な扱いを受けているのではないかと…。

特に、彼の「ピアノ協奏曲」が

どんなものなのか聴いてみたいですね!

 

ユーハン・アルゴート・ハクヴィニウス

(Johan Algot Haquinius, 1886-1966)

は、スウェーデンのピアニスト、作曲家、音楽教師。

1898年から1904年にかけてストックホルム王立音楽院で学び、

その後ベルリンでモーリッツ・モシュコフスキーと、

イグナーツ・フリードマンに師事。

生前は、スウェーデンで最も優れたピアニストの一人とみなされていた。

 

作品は、ロマン派と印象主義の折衷による、北欧国民楽派の作風。

交響詩や管弦楽組曲などの管弦楽曲、ピアノ協奏曲、バレエ音楽、

ヴァイオリンのためのロマンス、弦楽四重奏曲、

ピアノ曲、歌曲、合唱曲などを書く。

Algot Haquinius – Wikipedia

 

ユーハン・アルゴート・ハクヴィニウス(Johan Algot Haquinius)

2018年9月13日

 

アドルフ・ビアラン

 

聴けなかった作品…というわけではないのですが、

興味深い情報がありまして…。

 

12年前にブログでご紹介したベルギーの作曲家、

アドルフ・ビアランなんですけど、

なんと、3年前に、その室内楽作品が、

北海道で日本初演されていたという…。

Adolphe_Biarent_Concert.jpg

札幌市教育文化会館|歴史に埋もれかけた天才作曲家 - アドルフ・ビアランの室内楽曲が北海道の地で蘇る

 

もしこの演奏会の存在を知っていたら、

絶対聴きに行ってましたね。

 

この演奏会の鑑賞の為だけに、

北海道に飛びますね、私は!

 

そして帰りに、

セイコーマートに立ち寄って帰る。

(それはいいって?)

 

でも東京で、普通にスーパーで、

セコマのアイスクリーム売られてるんですよね。

(だからそれはいいって!!)

 

以前ブログで紹介した時は、

「ワロン狂詩曲 - ピアノと管弦楽のための」(1911)

Rhapsodie wallonne, pour piano et orchestre

のみをレビューで取り上げていました。

CDを入手していたので、同曲と同時収録の、

「英雄的詩曲 - 大管弦楽のための」(1907-1911)

Poème héroïque, pour grand orchestre

交響組曲「中近東の物語」(1909年, 1911年?)

Contes d'Orient, suite symphonique

も聴けていますが、

「交響曲 二短調」(1908)

Symphonie en ré mineur

など、他の作品も幾つかYouTubeに上がっています。

 

交響曲は、オペラを思わせる劇的な表情を見せます。

後日改めて紹介しようかな?

 

「ワロン狂詩曲」の第3部「Allegro giocoso」は、

童謡みたいな、昔のディズニーみたいな、

コミカルなフレーズで好きなんですけど。

「ハイ・ディドゥル・ディー」

(Hi-Diddle-Dee-Dee)

「ビビディ・バビディ・ブー」

(Bibbidi-Bobbidi-Boo)

みたいなね。

(ピップエレキバンのCMソングにちょっと似てる?)

 

ベルギー系って、

こういうコミカルな感じの作品が多いです。

1930年代を中心に書かれた一連の

「フランドル狂詩曲」

Vlaamse Rapsodie

などがそうです。

フランドル狂詩曲集(Flemish Rhapsodies)前半

2010年11月17日

 

アドルフ・ビアラン

(Adolphe Biarent, 1871-1916)

は、ベルギーの作曲家、チェリスト、音楽教師。

 

1901年に「ベルギー・ローマ大賞」を受賞し、

その報奨金でお気に入りの巨匠であった

ベートーヴェンやワーグナーの足跡をたどって

イタリア、オーストリア、ドイツを遊学。

ベルギーに帰国後は、

シャルルロワ(ベルギー南部ワロン地域エノー州の都市)

の音楽水準の向上に全身全霊を傾けたが、

1916年に脳出血により44歳で夭折。

 

作風は、セザール・フランクやヴァンサン・ダンディの堅固な構成と、

エマニュエル・シャブリエの明晰で華麗な管弦楽法のほか、

ワーグナーの情熱的・悲劇的な表現と

創意に富んだ半音階的和声法に影響を受けており、

同時代の重厚なドイツ・オーストリアの音楽に接近している。

 

作品には、交響曲を含む管弦楽曲、協奏曲形式の作品、

室内楽曲、ピアノ曲、声楽曲などがある。

アドルフ・ビアラン - Wikipedia

 

アドルフ・ビアラン(Adolphe Biarent)ベルギーの作曲家

2012年5月7日

 

オーケストラ《エクセルシス》【第13回演奏会】

 

オーケストラ《エクセルシス》第13回演奏会.jpg

オーケストラ《エクセルシス》〜知られざる作品に光をあてるオーケストラ〜

 

9月といえば、

オーケストラ《エクセルシス》というわけで、

今年もやってまいりました!

 

今回は〝チェコ〟で攻めています。

 

ズデニェク・フィビフ

ボフスラフ・マルティヌー

ヨゼフ・スーク

で、皆、メジャーとは言い難いけど、

微妙に知名度があります。

 

〝マイナー〟にもランクがあり、

クラシック音楽に興味が無い人や、

メジャーなクラシック音楽しか聴かない系にとっては無名だけど、

マイクラ(マイナークラシック音楽マニア)にとっては割と有名から、

マイクラの人にも滅多に知られていない、

〝超〟が3つ以上つく様なマイナー作曲家まで色々あって、

私は後者を積極的に取り上げているのですけど、

今回のエクセルシスさんは、前者ですね!

 

フィビフは、実は、まともに聴いていません。

チェコに基づいた作品を書いたりしているものの、

作風的にはドイツ・ロマン派の影響が強い、

とよく言われているためです。

私は〝国民楽派〟が好きなんです。

 

でも改めて調べてみると、

チェコの民謡に基づいて作品を書いてはいて、

〝国民楽派〟には括られています。

 

フィビフは、ノルウェーの作曲家で言えば、

殆ど地元要素の無いドイツ・ロマン派バリバリの、

クリスティアン・シンディング(Christian August Sinding)

の立ち位置に近いと思って(誤解して)いました。

食わず嫌いしているところがありました。

 

でも、シンディングも含めて、

フィビフをちゃんと聴いておかないのは不味いと思いました。

一応、フィビフのCD買ったんですけどね、

殆どまともに聴いていません。

ちなみに「フィビヒ」という表記は以前よく見かけました。

 

むしろ、スメタナの方が、

民謡の直接の引用をできるだけ避けようとしていました。

歌劇「売られた花嫁」では、民俗音楽を持ちなくても、

何となくチェコを感じさせる旋律の創造に成功しています。

(村人たちを描写するため民族旋律の要素を用いてはいる)

 

フィンランドのシベリウスや、イギリスのエルガーなどが、

こういう傾向を見せています。

(民謡を用いず地元の雰囲気を音楽で表出する)

彼らが〝天才〟と言われる所以ですなァ。

 

マルティヌーは「マルチヌー」が原音に近い。

チェコ語は基本的に言文一致(ローマ字読み)なんですけど、

スラヴ語は基本的に、硬音と軟音の区別があって、

「t」は軟母音を伴うと口蓋音化して「チ」の発音になります。

「ティ」という場合「ty」という綴りになります。

 

マルティヌーは、20世紀に活躍したということや、

割と名前は聞くということで、敬遠している所がありました。

こちらも食わず嫌い的な?

 

スークは「スク」が原音に近い。

「スーク」の方が、発音的表記的に様になっているというか、

言いやすいというか、この綴りが一般化していますが、

厳密には長音ではないので、

原音にこだわる人は「スク」と綴っていますね。

 

チェコ語は、

基本的に〝言文一致〟(ローマ字読み)なんですけど、

「Josef」だけは「ヨフ」ではなく「ヨフ」なんですね。

ドイツ語由来だからなんでしょうかね?

詳しくは知らないので、あまり勝手な事は言えませんが。

 

スークは、

アントニーン・ドヴォジャークの娘婿として知られ、

代表作「アスラエル交響曲」の作曲者としても、

割と知られております。

 

というわけで、3人とも微妙な知名度ですが、

生演奏を聴くとなると、そう機会が無いのかもしれません。

なので、貴重な演奏となると期待しております!!

 

敬遠していた作曲家を、

エクセルシスさんの演奏のお蔭で

誤解が溶けて好きになったという事が、

今迄いくつもありましたし!

 

それと、今回の演奏会は、

「スーク生誕150周年を記念した演奏会」

という意味合いがあるそうです。

なるほど!

 

オーケストラ《エクセルシス》【第13回演奏会】

〜ヨゼフ・スーク生誕150年〜

 

日時:2024年9月15日(日)開演 14:00(開場 13:30)

場所:ティアラこうとう 大ホール

全席自由:1,000円(当日1,500円)

※未就学児のご入場はご遠慮ください

 

【プログラム Program】

 

◎ズデニェク・フィビフ

Zdeněk Fibich (1850-1900)

♪ 祝典序曲「コメンスキー」 Op. 34

Komenský. Slavnostní Předehra, Op. 34

 

◎ボフスラフ・マルチヌー

Bohuslav Martinů (1890-1959)

♪ ラプソディ・コンチェルト

Rapsodie - koncert pro violu a orchestr

ヴィオラ独奏:加藤由貴夫(当団トレーナー)

Viola Solo: Yukio Kato

 

◎ヨゼフ・スク

Josef Suk (1874-1935)

♪ アスラエル交響曲 Op. 27

Asrael, Op. 27

 

指揮:大浦智弘

Tomohiro Oura

 

主催:オーケストラ《エクセルシス》

 

【追伸】

ついでながら、

過去にご紹介したチェコの作曲家の数々を改めてご紹介!

 

カレル・ベンドル(Karel Bendl)チェコの作曲家

2013年7月4日

ドヴォジャークの親友として知られていますが、彼の代表作、

「大管弦楽のための南スラヴ狂詩曲」(1881)

Jihoslovanská rhapsodie pro velký orchestr

がどうやら未だにCD化されていない様で…?

 

カレル・コヴァジョヴィツ(Karel Kovařovic)チェコの作曲家

2013年9月12日

モラヴィアの作曲家である、

レオシュ・ヤナーチェクとの確執で知られていますが、

(後に仲介者を通して仲直り)

歌劇「犬の頭を旗印とするホツコ人」(1898)

Psohlavci, opera

など、作曲家としてももっと注目して欲しい!

ちなみに「アスラエル交響曲」の初演を指揮したのは、

他ならぬコヴァジョヴィツです!

 

インジフ・カーン(Jindřich Kàan)チェコの作曲家

2013年10月23日

インジフ・カーンの代表作、

バレエ音楽「バヤヤ」(1897)

Bajaja - balet

をこの記事で取り上げたのですけど、

奇遇にもその同時期に、吉祥寺バウスシアターにて、

『Best of チェコアニメ映画祭』

が開催されており、その中に、

人形アニメーションの巨匠イジ―・トルンカによる、

同名の人形アニメが上映されていて、

私は楽しく鑑賞させていただきました!

 

ヨゼフ・リハルト・ロスコシュニー(Josef Richard Rozkošný)チェコの作曲家

2013年12月10日

序曲「聖ヨハネの急流」(1871)

Svatojánské proudy, předehra

は、彼の最も成功した歌劇の序曲なんですけど、

ベドジフ・スメタナの

交響詩「モルダウ」(1874)

Symfonická báseň Vltava

にかなり似ていて、凄く驚いています。

 

これについて詳しく調べてみると、

初演時にはこの序曲は含まれておらず、

1880年に追加されたとのことで、

逆にロスコシュニーの方が

スメタナから影響を受けたのではないか?という。

しかも、ロスコシュニーとスメタナの関係は、

必ずしも友好的ではなかったとか。

Svatojanské proudy (opera) – Wikipedie

 

ヤン・マラート(Jan Malát)チェコの作曲家 と、その他の演奏会情報

2017年3月4日

コミックオペラ「陽気な求愛」(1899-1900)より、導入部

Veselé námluvy, komická opera

がYouTubeに出ていたのでご紹介。

 

初紹介から7年経過していますが、

未だに作品がYouTubeにまともに上がっておらず、不遇ですね。

興味深い管弦楽作品を幾つも書いている様ですが、

全然聴けていません。

 

ヴィレーム・ブロデク(Vilém Blodek)チェコの作曲家 その他演奏会情報

2018年2月16日

歌劇「井戸の中」(1867)より、序曲

V studni, opera - ouvertura

「交響曲 ニ短調」(1859)

Symfonie d-moll

「フルート協奏曲 ニ長調」(1862)

Koncert D-dur pro flétnu a orchestr

がYouTubeに出ていたのでご紹介。

 

この記事の後半で、

オーケストラ・ナデージダの演奏会情報を出しているのですが、

奇遇にも前述のクリスティアン・シンディングの

「交響曲第1番 ニ短調」(1880-1890, rev. 1895)

Symfoni nr. 1 i d-moll, op. 21

を演目に取り上げていました。

私は残念ながら、

仕事の都合でこの演奏会を鑑賞できませんでした。

(Wikipediaの同作品の改訂年、言語によって食い違いが凄い。

一体どれを信じれば?)

 

…というわけで、この世の全ての人々が、

努力に見合った評価をなされますように!!

 

【追記:2024/9/4】

9月3日に、

公式ジャンル「イラスト・アート・デザイン」で2位をいただきました!!

ありがとうございます!!

 

 

 

Classical_Musics_Post_2024-9-1_3.PNG

 

Classical_Musics_Post_2024-9-1_4

 

【追記:2024/9/22】

エトゥアルト・タンム → エトゥアルト・タム

ネイティヴの発音を確認した所「タム」に近いと判明