【旅行】あの日から7年… 福島旅行記 その2 | 妄想印象派 自作のイラストや漫画、アニメ、音楽など

妄想印象派 自作のイラストや漫画、アニメ、音楽など

その他、海外アニメ紹介、無名クラシック音楽紹介など

↓こちらの記事の続きとなります

【旅行】あの日から7年… 福島旅行記 その1

2018年3月27日

 

初日は、二本松少年隊の史跡めぐり。

 

2日めは、交通機関だけを利用して、オオカミの天井絵を目当てに、

珍しいオオカミ信仰の山津見神社へ足を運ぶ事になり、

なんとか無事たどりついた迄が前回の記事の概要です。

 

飯舘村 - 3月10日

これが入口付近

 

言うまでもないですが、狛犬が狼なんですね。

(アップの画像撮ればよかった)

 

そういえば、正面から撮影してはいけないんでしたっけ?

(神社のしきたりよく知らなかったりする)

 

前回の記事で触れた村内パトロール車の人たちも

丁度タイミングよくこの神社に現われました。

 

宮司さんはちゃんといらっしゃいました。

念願叶って感無量です!!

 

宮司さんから興味深い話を色々と伺いました。

実は、この社殿は火災で全焼し天井絵も焼失してしまったのですが、

忠実に復元するにはお金が凄くかかる。

 

そこで、東京芸大大学院の荒井経准教授の指揮で、

院生たちが約10ヶ月掛けて、

写真を見ながらNPO法人「ふくしま再生の会」などの協力を得ながら完成。

 

実は、和歌山大の加藤久美教授が、ニホンオオカミの研究のため、

運よく火災の前年に天井絵を写真に収めていたそう。

 

サイズも元のものとは変わっているそうですが、

今後飯舘村の人々が後世に伝えていく、貴重な財産となる筈です。

 

私が特に目を惹いたのは、白に黒ブチの狼。

 

白い狼はまあ、アルビノだとして、

白の黒ブチの狼なんて、そんなのがいたのかどうか、

単に山犬だったのか、今となっては不明だと思いますが。

 

これはこれで、創作意欲をかき立てられました。

 

英工務店さんより改築記念として贈られた、陶板製オオカミ。

 

こういう額に入れられたオオカミ絵もあります。

 

オオカミ絵鑑賞のための山津見神社訪問バスツアーもあるんですね。

てか、3月24日の前にこのブログ記事を書きたかった!!

そうすればいくばくか宣伝にはなったと思いますから。

(多忙なので、ブログ記事を中々書けなくなりました)

 

朝早かったので、私の他に客はいないだろうと思っていましたが、

実は一足早く一人お客が来ていました。

 

私の後にも、3人の親子連れがやってきました。

でもやはり、どちらも車で来ていました。

 

今のところ、既存の交通機関だけを使って

気軽に行かれる状況にはありませんが、

今後更にこの神社が話題となれば、

また状況が変わるかも知れませんね。

 

さあて、霊山こどもの村のバス亭へと引き返します。

雪がかなり溶けて行きの時とは風景が大分変わっていました。

この看板立ててあげたかったけど…。

 

例の謎のミニ鳥居付近も、こんなに雪が溶けていました。

 

雪が溶けて露になったポイ捨てゴミ。

こんな山奥にまで…見ていてつくづくなさけなくなります。

「自分さえ良ければいい」(利己主義)

が目に見える形で現われたのがこのポイ捨てでしょうけど、

こういう事をするかしないかで、人柄を判断すべきではないかと。

 

ちなみに、霊山こどもの村の福島駅行きバス停には、

1日4回バスが停車します。

平日も土日祝も同じ時間で、8:19、11:19、14:49、18:39です。

 

私は6:30発に乗ったので、その場合は11:19のに乗る事になりますが、

10:40分頃に着いてしまったので、時間が大幅に余って退屈でした。

 

この辺りには食堂があったのですが、今は閉店しているので、

自販機のジュースしか口に入れるものがありません。

おばあさんがネコと一緒にまったり暮らしている様です。

 

バスを待っている間、「飯舘村道の駅はどこですか?」

と夫婦でドライブしている年配の女性に尋ねられ、

ネット検索で探し出せたものの、咄嗟の事なので上手く答えられず、

舌足らずな説明をしたのが悔やまれました。

 

国道115号線から県道31号線を右折し、

道なりに突き当たりまで進んでまた右折するとある様なのですが、

「突き当たりまで」を言えなかったので、

2回目にどこを右折するのか理解してくれたかどうか…。

 

山津見神社に天井絵のカタログがあって所望したかったのですが、

見本として1冊置いてあるだけでした。

やはり「欲しい」という参拝者は多いそうです。

 

福島県立美術館で「復元天井絵展」が開催されたそうですが、

その時の図録だそうです。

帰り際にダメ元で同美術館を訪れましたが、

やはり見本の1冊しか置いてませんでした。

 

福島駅前をぶらついて見つけた「アニメバー」という物件。

ガノタ(ガンダムオタク)などのアニヲタ御用達バーの様ですが、

時間がまだ早かったため、開店していませんでした。

 


 

会津若松 - 3月11日

10日は郡山駅のホテルに宿泊。

というのも、翌11日に会津若松に向かうためです。

磐越西線という電車が出ています。

車窓から撮ったこの写真は、磐梯山でしょうか?

 

元々会津は行く予定に無かったのですが、

旅の初めに偶然、凌霜隊の存在を知り、

その碑が白虎隊の慰霊碑のある飯盛山にある事を知り、

足を運びたくなりました。

 

旅の最終日にいわき市美術館を訪問する予定だったので、

時間的に大丈夫かどうか不安でした。

 

郡上藩(岐阜)の凌霜隊は、

幕府軍側につき会津藩の援軍として戦いました。

最後まで戦い抜いたものの(敗戦ですけど)、脱藩の罪を問われ、

牢獄に入れられた上に、

赦免された後も罪人として周囲からの目は冷たく、

その多くは郡上八幡を離れたという。

 

これは、漫画や映画などになってもおかしくはないと思うのですが、

どうもなっていないようで、取り敢えず、漫画化したとでっち上げて、

その扉絵っぽいイラストでも描こうかなとか思いました。

(一番乗り~みたいな感じでマーキング)

 

小説にはなっている様です。

「葉菊の露」(澤田ふじ子)といいます(1984年)。

 

「鶴ヶ城を陥すな」(藤田清雄)もあります(1965年)。

鶴ヶ城を陥すな 戊辰戦犯の悲歌 凌霜隊し始未記/藤田清雄著 - ヤフオク!

今年は明治維新150周年なので、

凌霜隊もそれなりに注目される事を願っています。

 

会津若松に到着!!

ご当地ゆるキャラがお出迎えしてくれます。

駅前から出ている道を真っ直ぐ歩くと飯盛山で、

凄く分かりやすいですが、

2kmもあって歩くのはちょっとかったるい。

バスは当然通っていますが、敢えて歩いていきました。

 

不動産会社のゆるキャラ。

ゾウとパンダの組み合わせは意外と盲点でした。

 

飯盛山、つまり、白虎隊の史跡のある所の麓付近で出会った鴨たち。

こうやって紐を結わいてお散歩というのは珍しい。

 

会津藩殉難烈婦碑です。

飯盛山の上に慰霊碑が幾つもあるのですが、

麓からエスカレーターが出ており(有料)、楽に上がれます。

階段でもそんなに段数は無いので、

上がるのはそんなに辛くは無いと思います。

 

飯盛山の麓の道の左右にはお店が並んでいるのですが、

畳んでいるお店が割りと多かったです。

日曜日の割には人はまばら。

それなりに人はいましたが、混雑する程ではないです。

原発の影響かは知りませんが。

 

凌霜隊の碑です。

いずれ、郡上八幡を訪問しますからね。

 

白虎隊殉難士各霊塔です。

 

見づらくてすいませんが、奇妙な建物があります。

さざえ堂といって、螺旋状に上がっていく様になっています。

 

たしかに、サザエっぽいですね。

 

折角なので白虎隊記念館の展示物を鑑賞(有料)。

 

昼食を摂っていなかったので、飲食店を探したのですが、

どこも混んでいました。

 

会津若松駅近くに、余り目立たないとんかつ店があり、

そこに入るとお客がおらず、凄い穴場でした。

 

何故か私はカレーライスを注文。

でもそのお蔭で、その後訪問する場所に間に合いました。

 

食べ終わってビールでも飲みながらネットで列車の時刻を調べると、

あと10数分で出発するとの事で、これを逃すと1時間は待たされる。

 

急いで駅に向かい、何とか13時37分発の電車に間に合いました。

磐越西線で朝来たルートを戻って行き、

郡山駅から磐越東線に乗り換え、いわきへ。

 


 

いわき

いわき市美術館友の会会員証の更新のために、同美術館を訪問。

あと10分で閉館という所でギリギリ間に合いました。

 

少しは余裕あると思っていたんですが、意外とかかるもんですねえ。

「次の電車にしよう」と思っていたら間に合わなかったわけで。

その後、無事帰宅。

 

というわけで、この旅行記を終えますが、山梨県丹波山村で、

オオカミ信仰の神社を再建するプロジェクトが進められており、

それに関する展示が同じ3月に開催されていたので、

そこにも行ってきました。

 

そのレポートは、後日にしたいと思います。