パロディ漫画『秘密探偵クルクルとデンジャーマウスのすごい秘密』
THE SUPER SECRETS OF SECRET SQUIRREL & DANGER MOUSE
(SECRET SQUIRREL 1965, DANGER MOUSE 1981, Parody)2011/4/29
●Fan Road Mad とは
ファンロードマッド(Fan Road Mad)とは、
所謂ファンアート(Fan Art)の一種で、
日本では殆ど全く知られていない
海外の漫画やアニメ等を無理矢理有名にするため、
変な風に弄った内容で漫画を描くというもの。
そうすれば目を引くと思って(笑)。
前作からもうかれこれ2年近くも経過しています。
元ゲーマーなので、
レトロゲームのキャラをネタにする事もあります。
●描いた切っ掛け
実は、ハンナ・バーベラの
『秘密探偵クルクル』がマイブームなんです。
思いっきりツボなんですね。
ハンナ・バーベラといえば、
私の中ではメジャーな存在なんですが、
今時の若い方々でハンナ・バーベラを
知っている人は余りいないんじゃないですか?
”過去の存在”みたいになっている気がします。
私とか、私より1世代か2世代前辺りの方々にとっては、
子供の頃よく見てたって感じだとは思うんですが。
1990年代の前半頃にテレビで
『ヨー・ヨギー!』(Yo Yogi!, 1991-92)という、
『クマゴロー』(Yogi Bear, 1958~)
のスピンオフ版がテレビ東京で放映されていました。
否、テレビ朝日だったかな?
ハンナ・バーベラと言えば、
東京12チャンネル(テレビ東京)というイメージなのですが、
もしかしたらテレビ朝日だったのかも?という曖昧な記憶が・・・。
新聞の縮刷版のテレビ欄でも調べれば分かりますが、暇が無いのでね。
登場キャラの服装は、80年代~90年代って感じです。
『Yo』というのは「Hey Yo!」から来てんでしょうね。多分。
”懐かしケモ”好きにとってはツボではないかと思うんですが、
(私は大好きです)
ネットで語っている人がそんなにいないようで。
懐かしいな↓
ハンナ・バーベラのアニメーションは、
『ブラック魔王』『大魔王シャザーン』『ワニのワリー』
『フリントストーンズ』『シンドバッドの冒険』、
それから『スクービー・ドゥー』のメンバー達が
バンドの演奏をしながら宇宙生物と共に宇宙を旅するみたいなアニメ
(名称失念)もあったと思いますが、
そういったのを見た記憶があります。
でも、何分種類が多くて、
全てを見てはいないと思います。
『早撃ちマック』は子供の頃に見た事が無いですね。
YouTubeで初めて映像を見たと思います。
で、『秘密探偵クルクル』も、確か見た記憶がありません。
もしかしたら、見ているけど憶えていないだけなのかも知れませんが。
『秘密探偵クルクル』は、
『007』や『スパイ大作戦』(Mission: Impossible)
等を意識したと思われるスパイもののパロディアニメなわけですが、
クルクルのトレンチコートは、
ドラえもんの四次元ポケットみたいな所がいいですね。
あと、トレンチコートの中は何も着ていないというのを、
露出狂ネタのパロディギャグにしている人は既にいます。
で、当エントリーはマイナーアニメをネタにするコーナーであるので、
日本では殆ど知られていないイギリスのスパイアニメ
『デンジャー・マウス』と絡ませました。
『デンジャーマウス』の相棒の
アーネスト・ペンフォールド(Ernest Penfold)は、
クルクルの相棒である『モコモコ』(Morocco Mole)を意識したのか?
パロディ漫画を描くにあたっては、リメイク版である
『超秘密探偵クルクル』(Super Secret Secret Squirrel, 1993-94)
に出てくるヒロイン『ペニー』(Penny)と絡ませたものの、
クルクルの方は旧版の方が可愛いので、それにしました。
どうも最近のカートゥーンは、
妙に見ててキツい絵柄のキャラが多い気がするんですが。
そういう流れなのか?
音楽に譬えたら、
『サイン波』に対する『矩形波』といった感じでしょうか?
時代に譬えたら、
『昭和』に対する『平成』といった感じでしょうか?
”昭和”を思わせる懐かしの柔らかい絵柄が好きなんです。
それから、
『クルクル』についてとても詳しく紹介なさっている方がおられます。
自分で描いたイラスト付きで説明しておられます。
こういう仕事をしている方って、ホント珍しいですよね。
とても貴重です。
良い仕事をしていると思います。
どおりでイラストが上手いと思ったら、
アニメーターさんだそうで・・・。
影ながら応援させてください!!
●漫画の中に作者、作者の名前の綴り
私は漫画の中ではネズミに扮しています。
ネズミ年だからです。
ヘソ出しルックには、
自虐的に描く事で謙虚さを表すと共に、
ルーズファッションへの攻撃の意味合いも込めています。
(全然謙虚じゃないじゃん)
私の名前の綴りを、ここでは『Otsuck Satorles』としました。
理由は、アメリカのアニメをネタにしているから
シャレとして英語風にしているという事の他に、
自分の名をわざわざアルファベット表記しているアーティストに
違和感を感じたからです。
【訂正】
リメイク版 → スピンオフ版
【追記:2024/6/1】
作品画像を新しくスキャンし直して上げ直し
文章を読みやすいように整理
【関連記事】
デンジャーマウス(Danger Mouse, 1981)イギリスのアニメーション