まず、初めに言っておきますが、私は右でも左でもありません。
「天皇陛下万歳!!」という様な人間でもないし、その一方で、
以前世間に浸透していて皆が当たり前の様に思っていた歴史認識に
長年騙されていた事に対して憤っているというのもあります。
その、『長年騙されていた』事に対して憤って保守派に転じた人は、
さぞ多いかと思われます。
なので、保守派には、真面目な人が多いと思っています。
何故なら、それまでは、アジアの人達に「申し訳ない」と思い続けてきたわけだから。
ベトナム戦争の時にベトナム人を虐殺しながら悪いとも思わない韓国人とか、
チベットに対して悪くも思わない中国人とは全然違うではないですか?
日本人は、悪い事をしたと思ったら、概ね素直に反省する所があるわけです。
直接自分が関わっていなくても、「同じ同胞として恥ずかしい」と思うわけです。
でも、他の国の人はどうでしょうか?
「私は関係無いから悪くない」とか言うんじゃないですか?どうでしょうか?
「ネトウヨ」「ネット右翼」などといった言葉は、本当の事に目覚た人々が増えては困る人達による誹謗中傷レッテル貼り以外の何物でもないのではないですか?
逆にそういう事をするから、説得力が落ちるのだと思うんですが。
てか、わざと自分達を故意に貶めている様な気がしてならない。
左寄りの人達が、わざと世の風潮を右寄りにしている様な気がするんですが。
勿論、乱暴な口調の人も多いですけど、『中庸派』までも『右翼』呼ばわりはいけないでしょ!!
ですが、保守派の側から提示される情報を鵜呑みにするのも
また危険だなあとも思うのです。
『サヨクはデタラメばっかり』だからといって、単純に『保守派は皆正しい事を言っている』と思い込んでもいけないわけで(そんな感じの人が多いような気もするが)。
もし誤った情報があると、大真面目にそれを語って、後で大恥をかく危険性が
あると思うのです。
意識的にハッタリかましているのではなく、本気で信じて言っているので、
その分ダメージが大きい。
保守派の中に、カルト宗教が紛れているという話も有名です。
(駅前等で「アンケート取らせてください」とか「手相の勉強をしているのですが」等と通行人に言い寄ってくる人がいましたけど、あれがそうらしいです。
カルト宗教問題の本を若い頃読んでいたんで、知ってました。
その本に掲載されているアンケート用紙と、その人の持っていた紙の内容が、同じでした。)
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3401954.html
街中で軍歌を流すエセ右翼のせいで、保守派のイメージが汚されていたという
事もありますね。
左寄りにも、『左翼というのはプライド・・・』といった真面目なブログがあります
(でもこういうのは余り無いですよね)。
だから、あんまり右寄りとか左寄りとかで考えたくもありません。
思想とかに関係無く、個々の人々の発言内容から、内面を判断するしかありませんね。
中韓の反日には顔をしかめてしまうものがあるとは思うんですが、だからといって、
保守派側も民族差別的発言をしたら、同じレベルの事をやり返しているだけなので、
建設的ではないと思います。
憎しみのスパイラルは、阻止しなければ!!
そんなわけで、保守派側の情報の検証も必要なわけなのです。
第2弾は、『東郷通り・東郷ビール』編!!
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『東郷通り』を探せ!!
日露戦争に日本が勝利したことで、トルコが喜んだというのは事実のようです。
で、そのことでよく言われるのが
>日本の勝利を喜んだトルコ人が、子どもの名前に『ノギ』『トーゴー』と付けた。
>道の名前に『トーゴー通り』と名付けた。
ですが、ネット上で、それについて調べてみました。
トルコ・イスタンブー
(YAHOO!知恵袋)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1018684475
『トイガル通り』(TOYGAR SOKAGI)がそうなのですか?
だとすれば、かなりこじ付けっぽい気がするのですが・・・。
子どもに『トーゴー』と名付けたという話は本当のようで、その名前を冠した靴屋さんが
今でもあるという。
リトアニアにはトーゴ
(YAHOO!知恵袋)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1121127376
リトアニアにもあるそうですが、真偽の程は不明。
因みに『ニダ』という地名はあります(2ちゃんっぽいネタですが)。
http://tabi70.pro.tok2.com/gallery/gaey3/ltoania/nida2/top.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%83%80
他(出典:地球の歩き方『バルトの国々』ダイヤモンド社)
トルコにトーゴー通りがある?
(教えて!goo)
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa402695.html
『トーゴービール』の話は嘘という話(後述)だけ。
東郷通りってどこです
(YAHOO!知恵袋)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1024466415
渡辺潤子氏が撮影したとされる『東郷通り』を撮した写真と言われているものをネット上で見ましたけど、モノクロです。
雪が積もっていますが、イスタンブールにも雪は積もります。
遠くに城壁と思しきものがあり、そこにアーチ状の抜け道と思われるものもあります。
その向こうにも何か建物が見えますが、何か手掛かりになるかも知れません。
右手の建物の看板に『GUCÜM』(グヂュム)と見えます。
一応、そういう単語はあるようですが、意味が分かりません。
アラビア文字でもない、お寺さんかどこかで貰うような、大きな魔除けお札に書かれている文字っぽいものが薄っすら右上に見えます。
古代エジプト文字っぽくも見えます。
何か、雑誌に掲載されてるものを写したか、ガラスの反射っぽい感じですが。
渡辺潤子氏は場所を知っている筈なので、彼女に聞いてみれば一発だと思いますが。
東郷平八郎
(Wikipedia)
『東郷通り』の話は肯定的に書かれています。
九段
(鹿児島雑文)
http://www15.plala.or.jp/kagoshima/zatsu/kantou/kudan.html
日本にも、『東郷通り』があります。
新横須賀市史を作ります
(広報よこすか)
http://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/web-koho/0312/shin-yokosukashi/index.html
横須賀市にある『中央大通り』は以前『東郷通り』と呼ばれていたようです。
その隣は『三笠通り』だそうで。
名のある通り 幕末明治
(街道古道廃道道)
http://www.m-net.ne.jp/~kikuchiy/na/bakumatu/bakumatu.htm
逗子市にもあるそうです。
東郷橋もあります。
マハトマ・ガンジー
(生協インターネット)
http://ha2.seikyou.ne.jp/home/memo/m2/28141.html
インドでも、子どもに『トーゴー』『ノギ』と名前を付ける人がいたと書かれています。
地球史探訪: 国際派日本人に問われるIdentity
(国際派日本人養成講座)
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h9/jog007.htm
(ほそかわかずひこの<オピニオンサイト>)
http://homepage2.nifty.com/khosokawa/j-mind06.htm #_
ポーランドでも、子どもに『トーゴー』『ノギ』と名前を付ける人がいたと書かれています。
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『東郷ビール』を探せ!!
「東郷ビール」という伝説
(フィンランド語)
http://suomi.racco.mikeneko.jp/Elama/togo-j.html
東郷ビールなんてありません。
(私の雑記長)
http://www.d7.dion.ne.jp/~jussih/amiraali/epavarma.htm
この話を私が最初に知ったのは、恐らく『SAPIO』(小学館)ではないか?と思います。
その号を見た記憶があります。
『教科書が教えない歴史』(産経新聞社)にも出ていたかな?と思って一通り見たんですけど、見当たらなかった。
もっと調べてみたところ、『呪縛の近現代史』(藤岡信勝:徳間書店)に書いてあった事が分かりました。
『教科書が教えない歴史』に書いてあると思ったのは、多分それが原因です。
この『伝説』が生まれた原因を私なりに推理してみますと、恐らく、
「フィンランドはロシアに抑圧されていた」→
「日露戦争で日本が勝った」→
「東郷をプリントしたビールが売られている」→
「戦勝を記念して製造されたに違いない」
といった憶測が原因ではないか?と思うのですが、「フィンランドはロシアに抑圧されていた」についても疑う余地があるようで・・・。
フィンランドは親日か
(フィンランド語)
http://suomi.racco.mikeneko.jp/Elama/ystava.html
「フィンランドは親日国か・ロシアは『悪い国』なのか」についてのご意見
(フィンランド語)
http://suomi.racco.mikeneko.jp/Elama/ystava-op3.html
フィンランドの歴史
(Wikipedia, 日本語)
フィンランド内戦
(Wikipedia, 日本語)
帝政末期にフィンランドに対する抑圧が強まった事が独立気運の原因のようで、
それ以前から抑圧され喘いでいたわけでは無いらしい。
私なんかは、クラシック音楽に馴染みがあるせいか交響詩『フィンランディア』についての逸話で誤解していた所もありました。
でも、歴史は長い目で見ないといけませんね。
『フィンランド内戦』も、親ソビエト派と独立派との戦争ではなく、
資産階級と労働者階級の対立が主な原因らしい。
ソビエトも、独立を支持していたようです。
赤軍の大多数も、ソビエトの衛星国家になるつもりはなく、民主的な政治を求めていたようでした。
まあ当時は、ソビエトが出来立てホヤホヤで、後にあんな酷い国になるとは夢にも思わなかったと思います。
敗戦した赤軍がフィンランドから逃亡したという部分から、『独立を阻むソビエトとの戦争』だと誤解している人がいるかも知れません。
後に、第二次世界大戦中におきた『冬戦争』『継続戦争』では、ソビエトがフィンランドを事実上侵略しています。
恐らくですが、こういった話から『曲解』してしまうのではないか?と。
冬戦争
(Wikipedia, 日本語)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%AC%E6%88%A6%E4%BA%89
東郷ビールを飲みたい方は、こちら↓
http://item.rakuten.co.jp/akashika/amiraali/
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感想
もしトルコに『東郷通り』があるのなら、旅行案内の本にも出ている筈だと思います。
未だそれを確認していないので、何とも言えませんが。
リトアニアの旅行案内の本には、杉原千畝が出ていました。
(出典:地球の歩き方『バルトの国々』ダイヤモンド社)
当たり前すぎる事ですが、最低限、自分とは考えの対立する意見の人の言い分は
真摯に聞くべき。
罵るような汚い口調で言っていたとしても、もしかしたら正しい指摘をしているかも
しれないので。
それまでの経緯から導き出された推測、憶測が、意外と外れていたりするので、
きっちり裏を取らなくてはならない。
推測、憶測も、一歩間違えば大変な誤解を生むので、あくまで仮説と認識すべき。
今回も、とても勉強になりました。
結局の所、『東郷ビール』に関してはほぼ真相が突き止められたと思うのですが、
『東郷通り』の場合は、曖昧なままですね。
ネット上に「調査依頼したけど今は見当たらなかった」などといったコメントも見つけました。
『昔はあったらしい』という事でしょうか?
『トーゴー通り』を撮影したとされる渡辺潤子氏を探す告知を行って所在を突き止めるか、自分で現地へ行って探し、自らの目で確認するしかないのかな?と。
でも、トルコの『東郷通り』は、探すのが大変そうですね。
もしトルコ語が話せたら、現地へ行って確認するつもりでした。
前述の『TOYGAR通り』が『東郷』を意味するのか?現地の人に訊いてみたい。
保守派側から提示された話で、信憑性の疑われる話が、他にも色々あるんです。
それにしても、何でこういう事をするのでしょうか?
単純に誇張無しの事実だけを並べただけでも、日本の世界的な評判はかなり良いと
思うんですけどね。
余計な事をしてはいけないと思います。
【追記:2022/7/4】
詳細不明ながら、
東郷通りの話がTwitterで話題になっている様で、
その関係で、こんな昔に書いた記事がリンクを貼られ、
アクセスが増えています。
なので、注記したいと思います。
今この記事を読み直してみると、
「右でも左でもない」と言いながら、
やや右に寄っている感じですね(笑)。
今では色々と考えが変わっているので、
それを表明させて下さい。
基本的に今は「左右プロレス」という考えです。
「左右両建」です。
アメリカが日本を統治しやすくするために、
日韓の対立を煽っていると見ています。
(韓国に問題が全く無いとは思わないが)
「日米合同委員会」には、総理大臣も参加出来ないとか。
日本はアメリカの属国です。
日本政府のしている事を見ればわかります。
明治時代、福澤諭吉が、
若い女性を海外に売り飛ばして外貨を稼ぐのを提案。
「からゆきさん」です。
明治維新も、長州がイギリスの支援を受けて達成。
(海外勢力の支援を受けず自力で、というのは嘘)
ロマンティックで割と綺麗なイメージで語られていましたが、
実はそうでもないという話が色々出てきましたよね。
日中戦争時、里見機関が中国でアヘンを密売。
日本も、良くない事を色々していた様です。
でも、色んな考えの人がいたわけで、
パラオ駐在の日本軍人はパラオ人に対する思い遣りに溢れていた。
だから、戦後のアメリカによる反日教育の洗脳にやられなかった。
今村均、工藤俊作といった立派な軍人もいた。
ユダヤ人を助けた軍人樋口季一郎などもいた。
物事は一方的に偏った見方をしてはいけないという考え方は、
当時と変わっていません。
ただ、上記の内容の多くを当時は知らなかっただけです。
右にも左にも、真面目な方や工作員がいる事も存じています。
今現在の自分の考えも常に疑う様にしています。