ボクは雨になって戻ってくるよ(მე წვიმად მოვალ, 1986)グルジアのアニメ | 妄想印象派 自作のイラストや漫画、アニメ、音楽など

妄想印象派 自作のイラストや漫画、アニメ、音楽など

その他、海外アニメ紹介、無名クラシック音楽紹介など

 

 

ボクは雨になって戻ってくるよ

მე წვიმად მოვალ

me cvimad moval

(cvimad gadavikeci)1986

 

《スタッフ》

【脚本】(სცენარი)

D・トプリア(დ. თოფურია)

【監督】(რეჟისორი)

G・カスラゼ(გ. კასრაძე)

【音楽】(კომპოზიტორი)

A・バスィラヤ(ა. ბასილაია)

【歌詞】(სიმღერის ტექსტი)

A・ゲロヴァニサ(ა. გელოვანისა)

【歌】(სიმღერას ასრულებენ)

L・ウルシャゼ(ლ. ურუშაძე)

N・クワシャリ(ნ. კვაშალი)

【その他】

I・バラノヴァ(ი. ბარანოვა)

V・ザロサニゼ(ვ. ძაროსანიძე)

V・ニコノヴィ(ვ. ნიკონოვი)

 

《制作》

グルジア(カルトゥリ)映画

(ლენინის ორდენოსანი კინოსტუდია ”კართული ფილმი”)

 

これはまた、超弩級の凄いお宝を発掘してしまいました。

 

まず、この主人公がいい!!

オバケのような、雲の擬人化のような・・・。

出だしの映像が悪いため、よく分からないのですが、

雪から生まれた子(妖精?)のようです。

単純に、可愛いです。

 

絵柄の雰囲気が、如何にも絵本っぽい。

優しい水彩画のよう。

 

あと、とても印象深い歌もいい!!

如何にも「オバケの子」っぽい雰囲気を表しているような歌。

「ダバダバ」という歌詞がいい(最初ジャバジャバと聴こえた)。

 

どうやって発見したのかというと、

グルジア文字で「グルジア アニメ」

を意味する言葉を画像検索する事で知りました。

でも、それだと映像が観れないんですよ。

実は、他のグルジアアニメの情報も幾つか発見したんですが、

その情報を公開しているサイトで紹介されているアニメの題名を

片っ端からYouTubeで検索し、出てきた映像の「関連動画」に、

このアニメがあるのを発見したのです。

 

アニメーション技術も高く、丁寧に作られています。

いやあ、グルジア凄いじゃないですか!!

映像がボロボロなのがちょっと残念。

私とグルジアとは、私が1997年に、

スルハン・ツィンツァーゼ(სულხან ცინცაძე)

の「弦楽四重奏のための小品集」の中の「羊飼いの踊り」を

ロックンロール版に編曲したという繋がりがあります。

このアニメに使用されている曲も、とても心に響きます。

テーマソングは、エンディング付近にも再登場するのですが、

このときは、ちゃんと歌詞が付いています。

グルジアは、民謡「スリコ」がよく知られているそうです。

上記の「弦楽四重奏のための小品集」の中には、

「スリコ」も含まれています。

 

【ストーリー】

山の上で突如生まれた雪だるまの子は、

独りぼっちで寂しい思いをしていた。

が、ふと麓を見ると、

可愛らしい少女が歌を唄いながら花を摘んだり

小鳥に餌を与えたりしていた。

そこで雪だるまの子は、仲良くなろうと麓まで下りていった。

最初は怖がっていた少女だったが、

悪さをしなさそうだと分かってきた少女は、

雪だるまの子と仲良く遊ぶようになった。

ところが・・・・・。

 

 

 

【追記:2009.3.17】

後、私が凄い驚いたのは、少女の絵柄が、

余り欧米人が描く様な雰囲気に見えないこと。

どちらかというと、

日本のヲタクっぽい絵柄に通ずる様に見受けられた。

しかも、このアニメが作られたのは1970~80年代らしいし。

只の私の思い込み(無知?)なのかも知れないが。

 

【記事修正追記:2010/8/2】

・「ジャバジャバ」と聴こえた歌詞は、

実は「ダバダバ」と歌っていたようです。

その旨追記しました。

・制作スタッフの紹介欄の増補と誤表記の訂正。

・初め、どこかのサイトに出ていた「1970」という言葉から、

1970年ないし、1970年代のアニメだろうと思っていましたけど、

殆どそれを裏付けるものが無いので、保留としていました。

しかし、1986年だという記事が複数出てきたため、

その可能性は高い。

取り敢えず、その様に記しておきます。

 

【追記:2020/8/23】

画像3枚追加