抜き打ち防災訓練がLINEから届く! | 桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

★職業:講師 ★専門:ストレスマネジメント アンガーマネジメント コミュニケーション危機管理 ★特徴:「あたま・こころ・からだ」をととのえる ★㈱コミュニケーション・デザイン結 代表

朝8時、LINEに登録したNHK防災から

いきなりメッセージがありました。

抜き打ち防災訓練です。

大きな地震が発生したという想定で
具体的なシーンでどうするのか
自分で判断・決断します。




備えあれば憂いなし

非常持ち出し袋よりも大事なのは
情動・感情に呑み込まれず
自分がどう動けるかです。


出来事(事実)
  ↓

状況(判断)

  ↓

行動(決断)

上記が冷静にできる人は多くはありません。

 

人の命が関係する
緊急対応が必要な仕事の経験者なら
徹底したトレーニングをやっているので

状況が違ってもすぐ対応できるでしょう。

予測していない突発事項は

大きなストレスです。

このストレスに対応する反応がFF反応です。
今はFFF反応とも呼ばれています。
戦うか逃げるかすくむか反応
(fight-or-flight-or-freeze response)
これは防衛反応ですから、
無意識にそうなってしまうのです。


 

出来事(事実)
  ↓

認知フィルター(ビリーフ・体験・経験)

  ↓

状況(判断)


ストレスの原因は出来事(事実)です。
ところが、人間はPCのように事実だけで判断しません。
認知というフィルターを通して状況判断します。

そもそも、過去の体験・経験が

ビリーフ(思い込み)を作るのですが
そのときに思考や感情も融合させるので
状況判断は皆同じではありません。


特に
感情的な人は、ストレスのかかると
強い不安や恐怖を感じやすく
攻撃的になりやすい傾向があります。

人は意識と思考で
トレーニングすれば情動をマネジメントできます。

そのトレーニングのためにも
抜き打ち防災訓練は有効です!

なぜなら

人の一番の不安や恐怖は

知らないこと・体験したことがないこと

だから体験して

知っている・体験したことがある

そして

している・体験と経験を増やしている

これしかありません。

備えるか備えないか
決めるのはあなたです