面倒くさいから謝罪しちゃえスキル | 桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

★職業:講師 ★専門:ストレスマネジメント アンガーマネジメント コミュニケーション危機管理 ★特徴:「あたま・こころ・からだ」をととのえる ★㈱コミュニケーション・デザイン結 代表

サービス業には

謝罪はつきものです。

仕事に慣れて謝ることに抵抗がなくなるときに

心を無くした形だけの謝罪をしがちです。

 

例えば

面倒くさいからすぐ謝罪しちゃえスキル

使う人はいませんか?

 

『やっべー、なんか俺に怒っているっぽいぞ」

   ↓

『ちぇっ!なんだよ。また説教かな。めんどくせーな』

   ↓

『何?反省しろって?

つーか、それ謝れって言ってんだろ。

げー、マジうざい。

そうだっけ・・・謝罪を要求する人は

承認欲求が満たされていないって聞いたぞ』

   ↓

『そっか、謝れば、その人は承認されたって満足する』

   ↓

『なーんだ、簡単。簡単。すぐ謝ろーっと!』

   ↓

「すみませーん。以後きをつけますぅ~(テヘペロ)」

なんていう

リアルな心の声がハッキリ聞こえてきそうな

軽々しい謝罪もあります。

 

このケースの場合、

相手が本気で怒っているならば

十中八九さらにこっぴどく叱られます。

 

人の心は簡単には満たされないのです。

 

さらに謝罪の本気度を判断する能力を人間はもっています。

面倒くさいから謝罪しちゃえスキルのような

誤魔化す謝罪、人を舐めた謝罪は
結局すぐ見抜かれます。

 

承認欲求の意味やパターンは一つではありません。

ただ

謝罪はスキルでやるものではありませんが・・・。

本当のことは言えないから自分が謝っちゃうスキル

私はあると思います。

 

私の友人は、

ある仕事を個人事業主の事務員の方と契約しました。

 

最初は順調でした。

ところが・・・・仕事の進め方ややり方が

とにかく遅く、タスクのこなし方も素人のようでした。

 

友人はその人は仕事ができないと判断。

解約することにしたのですが

 

「あなたは仕事が遅いですね」

「判断が甘いですね」

「私の望む仕事の進め方ではありません」

 

とは言えず、考えた末に自分が悪者になり

「ホントごめんなさい。僕が要領悪くて

きっとあなたに迷惑がかかります。」

と、心から申し訳なさそうに謝罪をして

契約を解除しました。

 

わずか一か月の契約でした。

タスクを実行するスピードを重視する彼は

人の顔色ばかりみて、実行力がない。

仕事は一緒にできない」

と判断したのだそうです。

 

仕事ができる出来ないは彼の判断で

彼の中の真実ですが、

事実は見てないのでわかりません。

私の興味はどうやって契約を解除したかでした。

彼は演技でも嘘でもなく

心の中で本当にこう思ったそうです。

 

『ごめんね。あなたは親切で優しい女性だけど

僕はすぐ実行する仕事のできる人と仕事をしたいんだ。』

そう本気で思いながら誠意をもって伝えたそうです。

 

本当のことは言えないから自分が謝っちゃうスキル

良いか悪いかはわかりませんが

相手を傷つけないために

敢えて自分が謝るということは

サービス業ではよくあることです。

 

承認欲求に関しては、また今度書きます。

もし、私が若いダンサーで
このMVで踊ることになったら・・・。


日本人ですから

「お父さん、お母さん、ごめんなさい!」
って、

怒られる前に先に謝罪する先手必勝スキルを
使うかもしれません・・・。

それにしてもジャスティン・ビーバーって凄い。


同じ曲のほかのMVの再生回数は
32億回とかあり、地球上の二人に一人は

このMV見てるって計算になります・・・。

すっごーーーーい!!!