魂の酒 SPIRITS <マッサンからの気づき> | 桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

★職業:講師 ★専門:ストレスマネジメント アンガーマネジメント コミュニケーション危機管理 ★特徴:「あたま・こころ・からだ」をととのえる ★㈱コミュニケーション・デザイン結 代表

「マッサン」を見てあることを思い出しました。
 

CAの訓練では、機内食のサービスのために
食の知識を学びます。

機内の最大の楽しみは機内食。
食事に合うお酒を提供するのも私たちの仕事でした。

20歳で入社した私はお酒は飲めず
お酒の授業は興味も感じましたが
全く知らない世界でした。

テキストを開くとSPIRITS書いてありました。
『SPIRITって確か精神とか魂?なぜお酒?』と、
軽い衝撃を受けながら印象に残りました。

スピリッツとは蒸留酒全てを言います。
ワインやビールは醸造酒ですが、長持ちしないため
スピリッツは発展しました。

発酵したお酒が醸造酒ですが
ビール状のものは蒸留したらウィスキーになり
ワイン状のものは蒸留したらブランデーになります。

蒸留すると水分が飛び
アルコール度数の高いお酒ができて長持ちする。
紀元前に生まれた蒸留酒は様々な国で形を変えて
色々なお酒ができました。

4大スピリッツとは「ジン・ウォッカ・テキーラ・ラム」のことですが
中国の白酒、沖縄の泡盛、九州の焼酎は14世紀ころ
西洋から手法がつたわり独自の酒文化を作りました。

これの知識は、さっきネットで知った知識です。
そしてこのことを書いてから

あぁ・・・それぞれの土地の魂が作られていったんだ
だからSPIRITSと呼ばれたのかもしれないと気が付きました。

 

人の魂もかんたんには出来ません。

お酒と同じように喜怒哀楽で発酵し
そこから気づき学び
何かを悟っていくさまは蒸留する過程と似ています。

死ぬまでにそれは続き
永遠と魂を磨くのかもしれません。

喜怒哀楽で発酵ばかりしていたら
いつまでたっても蒸留されないまま。

魂を磨くために
自分を蒸留しなくちゃいけないですね・・・。

今日から三連休。
どうぞ良い連休をお過ごしください!