プリンセス カイウラニの賢さと美しさ | 桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

★職業:講師 ★専門:ストレスマネジメント アンガーマネジメント コミュニケーション危機管理 ★特徴:「あたま・こころ・からだ」をととのえる ★㈱コミュニケーション・デザイン結 代表

私が初めて仕事でハワイで泊まったホテルは
プリンセス カイウラニ。
ハワイ王朝最後の王女の名前がついたホテルでした。

若くて美しい王女の肖像画がロビーにありましたが
その意味も価値も知らないまま
何度もそのホテルに宿泊しました。

プリンセス カイウラニの生涯が数年前映画化され
今日見ることが出来ました。

 


映画を見てようやく理解しました。

映画を見た後調べて分かったことですが
日本国政府ができて初めての外国からの国賓はハワイ国王なのだそうです。
 労働力の不足を補うために、
1881年にカラカウア王が来日し日本人入植者を要請と
当時5歳のカイウラニ王女と日本の皇室の山階宮との結婚の申し込みのために
日本まで国王自らが来たようです。
 
明治天皇は婚姻は受け入れなかったのですが
ハワイと日本は縁がこんなときから結ばれたのかもしれません。

カイウラニ王女はイギリスに留学し勉強したようです。
叔父であり養父でもあった国王が死去した後
クーデターでアメリカにハワイ王朝を奪われたとき

合衆国大統領に会うために
留学先のイギリスから単身アメリカに渡り
人々の前で演説するシーンは本当にかっこよくて素敵でした。

この演説の評判からアメリカ本土でも絶大な人気を博し
ハワイの人々の合衆国の市民権を獲得した行動など
とても心に残る映画でした。
 

誰にも媚びず教養と気品に溢れ

ヴェニスの商人のポーシャの賢さと
百年戦争のジャンヌダルクの勇気を持ち
夏目雅子さんのようなキリリとした美しい王女。

ハワイ王朝の人々は、短命でした。

その理由は欧米人がハワイに入り、伝統的な生活は危機に瀕し
そして 欧米人は新文明とともに疫病をもたらし、
 免疫のないハワイ人は次々に斃れ、
急激に人口が減少した歴史があるようです。

雨の中で乗馬したことが原因で
23才という若さで肺炎で亡くなった王女は
ハワイの中で永遠に忘れられない宝石なのかも・・・。

もう一度
プリンセス カイウラニホテルに泊まりたくなりました。