この小説は記憶に残っている方が多いのではないでしょうか。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20131217/07/ssakurai-tae/d8/07/j/t01920192_0192019212783202303.jpg?caw=800)
昨日の放送でしたが
全部見られずいきなり物語の山場から見てしまいました。
不思議に惹き込まれてしまう小説で
読んだ当時苦味と切なさの感覚だけが記憶として強く刻まれました
恋とは何だろう
愛とは何だろう
そんな問いを自分に投げかけた忘れがたい作品です。
昨日古事記を読みました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20131217/07/ssakurai-tae/81/34/p/t02200185_0245020612783202304.png?caw=800)
大人になって読む古事記は
神々の「恋」が生々しくて「愛」ではないことに驚きました。
神様なのに・・・求めたり奪う恋がそこにあり
とても人間くさいのです。
でも読んだ後
生き生きと恋を描く古事記の底に
大きな愛があるようにも感じました・・・。
なんていったらいいのか分かりませんが
罪をおかす後こそ愛を感じ
純粋なときには恋しか感じられないのです
湧き上がるように求める気持ちの恋と
湧き上がるように溢れる気持ちの愛と
理屈ではない感覚的な感想が
この二つの作品の中でシンプルに私が感じたことでした
愛も恋も難しいです
分かったと思うとき、恋を見失い
分からないと思うとき、愛の中にいる
神様は人であり
人は神様である
なんだか屁理屈みたいですが
身体に残る私の二冊の読後感覚です・・・・