ハートに尋ねる | 桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

★職業:講師 ★専門:ストレスマネジメント アンガーマネジメント コミュニケーション危機管理 ★特徴:「あたま・こころ・からだ」をととのえる ★㈱コミュニケーション・デザイン結 代表

心はどこにあるのでしょう?

と聴かれたら
多くの人が「脳に心はあります」と答える時代です。
 


昔の人は
多くの国の人が「心臓=心」だと思い込んでいました。

心の場所を議論するより
重要なのは「心臓は心を正直に表す部分」で、
思考じゃなく「感覚で私達に心の声を伝える場所」

私はそんな気がします。

どきん!としたり、どくどくどくしたり
とくとくとくと静かになったりするとき

理屈は分かりませんが
自分の中で何かを感じるとき
こころの中身は分からなくても

心のサインが出る場所が心臓です。

では、心とはなんでしょう?

「好き」とか「嫌い」とか感情でしょうか?
それとも言葉に出さない思考でしょうか?

あるいは意識?
はたまた無意識?

当たり前のように「こころ」と使っていますが
概念は難しいと改めて思います。

心は何かは私は今上手く説明が出来ません。
ただ・・・「見えない何か」だと私は思っています。

心は行動や言動、表情や状態で見える場合もありますが
わざと自分の正直な気持ちに反して反対のふるまいをする場合もあります。

うーん・・・正直な気持ちが心?

では、気持ちが正直かそうではないか
どう判断しますか?

わくわくするか?
イヤな気持ちがするか?

うーん、気持ち?

私はときに自分の気持ちが
自分でもよく分かりません。

何をしたいのか?とか
好きか嫌いか自分でも微妙なときもあります。

なんだか、心を説明するのはどんどん難しくなっていきます。
文字で説明しようとすると「思考的」になり、逆に本質から遠ざかる気がします。

思考的になってくると・・・心が見えなくなり
感覚的になってくると・・・思考は混乱して説明難しい。



心はどこにあるのだろう?
心とは何だろう?



いくら考えても分かりません。


目に見えないのがこころだから

簡単には分からない
ということなのかもしれません。