「してはいけない」から・・・してしまうのだ!! | 桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

★職業:講師 ★専門:ストレスマネジメント アンガーマネジメント コミュニケーション危機管理 ★特徴:「あたま・こころ・からだ」をととのえる ★㈱コミュニケーション・デザイン結 代表

エデンの園には真ん中に二本の木があるそうです。
どちらも

いかにも 美味しそうな実をつけているのですが
神様はアダムに知恵の木の実だけは絶対に食べてはいけない
と言ったのだそうです。

生命の樹の実を食べると、
神に等しき永遠の命を得るとされ

知恵の樹の実を食べると、
神々に等しき善悪の知識を得るとされるそうです。



イブは蛇に騙され知恵の木の実を食べ
アダムに勧め2人とも禁断の実を食してしまします。

そして二人は「知恵」が身体に入った瞬間
自らの裸を恥じていちじくの葉をまといます。

大雑把ですが
全て示唆に富んでいて興味深いです。

まず最初の部分
私が学んだLabプロファイルとは
言葉の影響を考える理論ですが

人は
「~しなさい」と「~してはいけない」のどちらに動かされるか
その人の体験・経験・知識や気質でパターンがあります。

でも多くの場合
「~してはいけない」という命令には強い強制力があり
感覚の痛みを想像する感情が湧いて、恐怖を感じますが
同時に強く脳に記憶されます。

困ったことに海馬は比較して理解するのが特徴のため
強く禁止された事を比較するためには
その禁止した行為をするとどうなるかと知りたくなりませんか?

これはすごく面白い心理だけど、もうこれ以上読んじゃダメです!
理屈は簡単だけど・・・あなたには時間ないから、ここらで読むのを辞めてください!  


それでも読みたいあなたには続きを

人は元々自分の五感を使い体験した事を学習だと思うので
五感を伴わい知識だけの理解だと半信半疑になるのかもしれません。

禁止のメッセージは
脳には相反するメッセージが強く記憶される。
結果してはいけない方の行動をやってしまう。

警察官、教師、聖職者、医師など
強く規制される事が多い職業は
同時にその反対の行動をしたくなる脳の葛藤と
日々闘っているのだと思えます。

私はCA時代不思議な感覚とフライト中闘いました。
それは飛行機のドアを開けたくなるという強い衝動。
もし開けたら先日の某航空会社のように滑り台が出てしまいます。
(飛行中は圧がかかっていて開きません)

もちろんそんな事はしませんが
どうしてこんなに強く「開けたい!」と思ったかというと
「絶対に間違ってドアを誤操作して開けてはいけない!!!」と
しつこいくらい叩き込まれるからです。

これはインパクトがあり恐怖の感情を伴いますから
強く脳は反応してしまい、逆の行動をしてみたくさせます。

この心理が理解されてきたので、今はコンビニのトイレは
「落書きするな!汚すな!」という脅し文句じゃなく
「いつも綺麗に使って頂いてありがとうございます!」という
禁止的なメッセージじゃなく肯定的メッセージが殆どです。
あの脅し文句は脳の反対のイメージ
「落書きする!汚す!」というメッセージを書き込みます。

さっきの文章は人の快への好奇心をくすぐりながら
強く禁止して、感覚を皆さまに感じてもらいたかったのですが

これはすごく面白い心理だけど、もうこれ以上読んじゃダメです!
理屈は簡単だけど・・・あなたには時間ないから、ここらで辞めてください! 

どうですか? 
あっしまった・・・
この文章読んで途中で読むの辞めた方はここまで
辿りついてないから分からないか・・・

きゃははは、まっいいか


とにかく

これを応用して

親しい人や大切な姿勢を直したいのに
どうしてもやってくれない家族がいるときは
とにかくS-レッチングの本をそこら中に置いたり
ビデオやDVDやを置きCD(Sレッチングモーション)の曲を流します。

ハイヒールskubire

視覚と聴覚は、コントロールしようとしても
すぐ目や耳に飛び込んでくるので
どんな天邪鬼でも影響を受け記憶していき
好奇心が湧いてしまいます。


そしてこう言います。

「面白いから、絶対に見ちゃだめ!!!」
「気持ちがいいから、絶対にやってはダメ!!!」


たぶん
あなたの留守中、本を開きDVDを見て
やりたくなってしまう感情がふつふつと湧きます。

これが準備段階。
後はその人のコミュニケーションパターンによって
促し方が違いますから、相手に合わせてやっていくだけ。

ではタイプとは?

そこまでは・・・長くなるから
又ね~


つ・づ・く

うししし