品のある美しさ | 桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

桜井妙の「新ストレスと怒りの調理法」

★職業:講師 ★専門:ストレスマネジメント アンガーマネジメント コミュニケーション危機管理 ★特徴:「あたま・こころ・からだ」をととのえる ★㈱コミュニケーション・デザイン結 代表

今日、新しいお仕事の依頼がありました
とてもやってみたい仕事でしたから
そんなチャンスを頂けたことに感謝しています
その仕事の事を考えていたら
「美しさとは何だろう?」という疑問が頭の中に浮かびました

間もなく最終回ですが「カーネーション」という朝ドラと
少し前に「おひさま」という朝ドラを見ていて思った事があります
貧しい時代で育ちも裕福じゃなくても
「美しさ」を感じるのは何故だろうって・・・

例えばカーネションの主役の糸子さんは岸和田で巻き舌ですが
仕事をしている時の彼女は毅然としていて下品ではなく
媚びない生き方は、品格を感じさせ、とてもチャーミングです
死んじゃった泰蔵兄ちゃんは、大工さんでしたが
やはり品があり魅力的でした

「おひさま」の中の登場人物も又同様です

たぶん
あの時代そのものが毅然として美しい気がします

今に比べたら何もなく貧しい時代だったのに
今よりずっと美しいのです

その美しさは造られた人工的な装飾ではなく
自然のままでもにじみ出る「気品」のような気がします

今はとても便利な世の中ですが
なんでもあけすけな時代になってしまっているようで
そこにももちろん美はあるのですが
何か魅力を感じません

なんていうか

だらしなく寝そべって、手を伸ばせばお菓子や飲み物も何でも手に入り
朝も夜もなく、ぼーーーっと楽しさを追求しているうちに身体が緩み
どんどん脂肪に包まれていき、意識が鈍くなり、感覚が麻痺して
立っていても猫背で顔色も悪く、無駄に毎日が過ぎる

そんな「時代」にどうしても
本能的に美を感じません


京都に行くと和の文化に触れますが
何もなくただ静かな空間があるだけで
名もない野草一本が挿してあるだけなのに
圧倒されるような美しさにノックアウトされる気がします

そこに立つと
とても猫背では居られなくて
言葉も丁寧に静かになり
豊かな感覚がして気持ちが穏やかになります

美しさの概念や品の意味を説明はできませんが

お化粧が綺麗に出来ているよりも
姿勢が綺麗な人の方が品があり綺麗だと
どうしても感じてしまいます
品は学歴や育ちに関係はなく
体の美しさとか心構えの美しさなのかもしれません

例えば
イチローの美しさは凛とした姿勢であり
浅田真央さんも石川遼君も皆姿勢が良くて
どのシーンを切り取っても彼らの姿は魅力的で美しいです

品のある美しさ
それは何なのか上手く説明できませんが
山深い中に立つ木一本にもそれはあって
便利なプラスティックにはないような気がします・・・

自然の中のあるがままの自分をそのまあ認めて
凛として媚びずに自分の道を生きる
全ての命の本来のあるべき姿なのかもしれません

動物には、猫背で悩む動物はいません

猫

人間が二本足で立ったときに「姿勢」が必要になりましたが
姿勢が綺麗な人が綺麗に見えると感じさせる脳の反応は
綺麗な姿勢が長生きで健康である事を忘れさせないようにする

人間を守る「脳の知恵」

・・・・なのでしょうか・・・


小難しい話になりましたが
整形するより姿勢を正す方が効果があり
姿勢を正せば考え方や生き方が変わっていき
毎日が豊かに感じられるって感覚的にそう思います

新しい仕事の対象は女性ではなく男性です
男性だからこそ、
内面からにじみ出る品や美しさを考えていきたいです


と、その前に部屋を掃除しなければ

便利な部屋も汚れていては
美しくないですね

人の事よりまず自分

が・・・がんばります