よりよく生きる「ユニマチュード」 | 【ゆの里通信】お水を生かした癒しの場

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「伝える」から「伝わる」へ
日々、考えている「お水」のまわりの出来事を綴っていきます

「月のしずく」のキャッチコピーは、
「いのちとつながるお水です」です。

では、いのちとは?
生きるとは?

「ゆの里」では絶えずこのことが
話題になります。というのも
お水がいのちの循環の
橋渡しをしているから。

世の中は関係性で成り立っている。
お水を学べば学ぶほど
このことを痛感します。

個人的に介護生活を堪能している
永島は、ケアする人との関係性に
興味がつきません。
その大きな助けになるのが、
タイトルの「ユニマチュード」という
技術です。

以前もブログにこの言葉を
書きましたが、再度掲載したい。
いやぁ、知れば知るほど
哲学を含んだ人間学なのです。

その前にも、あの白衣の天使
フローレンス・ナイチンゲールの
『看護覚え書』の中に書かれている
“病気とは回復過程である”との箇所に
お水のお話会で重岡社長が話をしている
病気の意味と同じじゃん!と
しびれまくりました。
(1968年発行です)

ナイチンゲールは、
優しさだけじゃなくて、
策略家であり、率先垂範した指導者でも
あるのですが、著書では具体的に
看護や介護の本質をバリバリのたまい、
白衣の天使は筋金入りです。

同じようにフランスの
イヴ・ジネストさんが開発した
「ユニマチュード」の真理も、
よくぞ表現してくださいましたと、
何度、膝を叩いたか!

紹介する2冊はぜひ、読んで欲しいのですが、
著者の大島寿美子さんが帯に書いている
ことが、ユニマチュードを
端的に表現しているので引用しますね。

「ユニマチュードでは、ケアの中心に
「ケアを受ける人」を置かない。
「ケアをする人」を置くのでもない。
ではケアの中心は何か。
ユニマチュードでは、
ケアの中心にケアをする人と受ける人との
「関係性」を置くのである」

どうです。深いっしょ?

介護施設や病院などで採用されている
ユニマチュードですが、まだまだ
肚落ちして実践するには時間も
かかると思いますが、
いいな、この世界。

テレビでも話題になった
サロペット姿のフランス人
イヴ・ジネストさんは、
フランスと日本の親和性にも
発言しています。
全く違う国ですが、お互いに
共通していることも多く、
意識の変革を促します。

『ユニマチュードという革命』は、
ゆの里に関わる人に全員読んで欲しい
人間学の名著。
人生100年時代を築ける
羅針盤であります。