自分を俯瞰して。 | 【ゆの里通信】お水を生かした癒しの場

【ゆの里通信】お水を生かした癒しの場

「伝える」から「伝わる」へ
日々、考えている「お水」のまわりの出来事を綴っていきます

久しぶりに気が合う人の本に巡り合いました!
隠居の大原扁理さんです。
息子くらいも離れている男、
(1985年生まれ)に、
いやぁ、ここまで「一票!」と
賛同したくなるほど共感するなんて。

元、ニート。つまり、引きこもり。
できるだけ働かずに、
遊んで暮らせるように生活を考えたら、
家賃が安い東京・多摩地区住まいになり、
週休5日の生活が実現。
読書と散歩をこよなく愛して、
世間から距離を置く“隠居生活”まっしぐら。

『年収90万円でハッピーライフ』を
皮切りに、
『なるべく働きたくない人のためのお金の話』 
『20代で隠居 週休5日の快適生活』
そんで、
その本が文庫本化された同じ本とも知らずに
購入した『思い立ったら隠居』。
トドメは『不安は9割捨てました』。

彼の本を数冊読み終えたら、
「ガッテン ガッテン!」と
机を叩きまくりました。

今ふうの時代の空気を纏った
軽めのまとめ方ですが、
この本は立派な人生案内本。
じぶんの頭で考え、体験し、
実感して自分の人生を生きるのだと
宣言する「自立の書」だったのです。

ここ最近の断捨離に始まった
自称ミニマリストの人たちの発言も
「なんか違うよな」と思っていた永島は
大原扁理いいじゃん!と
さらに贔屓したくなりました。

特にお金の話は、
お金の神様、邱永漢先生も納得の
お金というものの視点が、
見ている方向が同じで、嬉しいなぁ。

引きこもり人の気持ちは
じぶんが引きこもったことがないので
正直わかりませんが、
時代のフツーや豊かさを疑って、
じぶんの物差しで発言することの大事さを
大原扁理は、ほんま、いい感じで悟っている。

すぐに善悪で判断し、白黒付けたがる人に、
「ちょっと、待ってよ」と言いたくなる
昔の永島が蘇ってきました。
「どうしてマスクをつけていないんですか!」と
糾弾調に迫ってくる人に、ヒステリックな人たちに
ぜひ、読んで欲しいな。
(そんな人は、まず、惹かれないか)。

あるときに「絆」という言葉がもてはやされ、
今は「多様性」がその位置を占めていますが、
なんだろうね。この方向は。

コロナや年金暮らしに必要以上に
不安がる人や、他人との比較に疲れた人、
孤独死や病気など、見えない不安に
押しつぶされそうになる人とか、
この本をおすすめしたくなるのは、
私だけでしょうか。

少なくとも私は、大原扁理の本を読んで
まだまだ大丈夫、「どっこい生きていける」と
思ったクチです。