自然栽培がつないでくれる | 【ゆの里通信】お水を生かした癒しの場

【ゆの里通信】お水を生かした癒しの場

「伝える」から「伝わる」へ
日々、考えている「お水」のまわりの出来事を綴っていきます

5月10日(月)、橋本自然農苑の橋本進さんと
重岡社長によるコラボ企画
「自然農とお水のお話会&お食事会」を
「ゆの里」で開催しました。

 

コロナ禍の影響で延期になっていた
イベントですが、人数を制限しての再開です。

 

ゆの里ファームが有機栽培から完全に
自然栽培に切り替えて2~3年。
まだまだ緒に就いたばかりで
現在、土作りの段階ですが、
橋本さんやガッテン農法の三浦伸章さんから
ご指導いただいて、いい感じになってきました。


橋本さんは自然農法の3つの要素として、
清浄な土、清浄な種、人間の意識を挙げています。

 

農薬はもとより、作物を育てる栄養と
思われた肥料さえ余分なものと捉え、
その害「肥毒」を抜くことを伝えます。

 

すべての考えの基本にあるのが、自然の循環、
土の中の微生物のつながりです。

 

土と微生物の関係を水視点で解説するのは
重岡社長です。お水のお話会でも学ぶ
「水のネットワーク」の摂理が
農の中にも生きています。

 

おいしい野菜の話が、
いのちの循環として浮かび上がってくるので、
このイベントは、
ものすごく話が腑に落ちていくのですね。

 

私が自然栽培を最初に知ったのは、
前職でナチュラルハーモニー代表の
河名秀郎さんを知ったから。
もう、15~16年前になります。

 

手元にあった河名さんの本を読み返すと
若くして白血病で亡くなったお姉さんの死を
きっかけに、健康に生きることを
深く考えていくようになり、
自然栽培の農家と消費者を結ぶ
流通(しくみ)をつくっていきます。


あの、奇跡のリンゴの木村秋則さんも
そうですが、一般市民の動きとなって
浸透するまでには、長い年月がかかりますが、
いま、それが加速しているのを感じます。

 

4~5年前かな、
河名さんは、「ゆの里」にもいらっしゃいました。
東京に暮らしていた二人が、
和歌山で再開することにお互いに驚きましたが、
すべてはこの「今」にずっとつながっていて
お互い、間違いない核心にふれていることを
実感できました。

 

自然栽培を学ぶことは、
実は、生き方、在り方を学ぶことだったのですね。
それはお水から教えてもらったから
今なら、本当によくわかります。

 

この夏、地元の自然栽培の農家の方たちが
ネットワークとなり、「ゆの里」では
新鮮野菜を販売することになりました。
そう、朝市のはじまりです。
「ゆの里」でお出しする食事も
いろいろ変わって行きますよ。