ある一般のインド人男性が
愛する妻の為に生理用品を自分の手で
作り上げる事に人生を捧げるという話
感動的な実話であり
ぜひ観て頂きたい内容となっている
始まりではとても辛い現実を知る
世界にはまだまだ女性差別が残っており
インドのある地域では生理期間を
穢れとして扱われる
その間は家で隔離され
出歩く事さえ許されない
さらにインドでは生理用品が高価で
村の女性達はぼろ布で代用している
それは衛生的に非常に危険な事で
細菌の侵入が原因で病気になり
死に至る事もある
主人公はその事を知ってから
愛する妻の為に自作のナプキンを作る
しかし男性が女性問題に関わる事を
文化に反すると非難され
自分の村を追い出される事になる
そして愛する妻とも離れ離れになる
しかし主人公の想いは変わらず
どうしたら女性が当たり前に
ナプキンを使用してくれるのかを
考え続け行動した
そんな強い想いと努力が
人との出会いで少しずつ形に
なっていくというストーリー
愛する人の為に始まった行動
これ程人間を強く動かし続ける原動力は無い
私達が当たり前に生活出来ているのも
こうした人達が問題に立ち向かい
戦ってくれた事が想像出来る
『知らない』では何も生まれない
まずは知る事から始める
そこから考え理解し自分の行動とする
世の中の常識とされている事も
まだまだ問題が潜んでいる
そんな問題を知った時
自分の頭で考えられる人間でありたい
とても考えさせられる映画となった