「理想」の意味 | ゆるゆる My dictionaryをつくろ♪

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「理想」という言葉を耳目したとき、わたしは「とある点」のようなイメージを持っていたことに、昨日気づかされました。
「目標」とか「到達点」とか、そういうような「点」のように、「理想」のことを自分の中で意味づけていたな、と。

いま手元にある本には、「理想」について、こんなことが書かれています。


「『理想』というものは(中略)『継続せる組織のある連想』。これをやさしく嚙み砕いて言うと、ある組み立てのある考え方がそのまま継続している状態を『理想』と言う。」
(引用元:『ほんとうの心の力』(中村天風/PHP研究所/2006年))

 

 



「ある組み立てのある考え方がそのまま継続している状態」を「理想」と言う、ということは、「理想」は「継続している状態」すなわち「活動している状態」ということ。
先に書いたような、固定的な「点」や「場所」ではなくて
「ある組み立てのある考え方がそのまま継続している状態」、つまり「ある思考の構造を継続している状態」が「理想」というわけです。

「ある思考の構造」を「個々人の“心地よい”と感じる考え方・ものの捉え方」と仮定した場合、「ある思考の構造」というのは、決して頭でっかちな状態ではなくて、「感じること」「ひとり一人の感覚」が軸になっていることになります。

思考が感情を生む点から考えても、「個々人の“心地よい”と感じる考え方」が継続されれば、「理想」の状態にある、というわけですね。
あ、いえ、継続「されれば」ではなく、継続「していけば」ですね。
自らが継続していくことですからね、「されれば」という受け身的なことではなく、「していけば」という主体的な言葉のほうが、適切ですね。

 

個人的なことを言えば、「わたしの理想って何だろう?」と考えるとき、「〇〇ほしいな、〇〇いいな」と思う一方で、「でもそれなくても、なんか大丈夫だな~」という感覚も同時にあって、「はて?なんで?」と思っていたところ、先に書いた本で「そっか、そういうことか!」と気が付いたわけです。

 

「自分にとっての心地よい思考構造」を継続している状態での「理想」が実感されると、こういう状態になるのか、と思った出来事でした。

 

 

また、「理想はコレっ!」と明確な「点」がある方の場合は、その「点」にいるご自身の「状態」をイメージしてみるのも、よきですよね。

何を考えて、どんなことを感じて、毎日過ごしているのか…「理想」を描くプロセスで、これらのことがよく語られる理由が、さらに腑に落ちたように感じます。



「理想」という言葉の意味が、わたしの中で書き換わった記録として、My dictionaryのカテゴリーに登録しておきます(ひさびさだなぁ、My Dictionary。(笑))。

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