現実化の一歩目は、「言葉にして書くこと」ではないか、と最近特に思います。
これは、現実化したいことの的をきっちり漏れや外れなくつくる、ということではなくて、「自分の想いや考えに形を与えていく」という意味で、「言葉にして書くこと」。
この半年間、ワークライフスタイリスト®養成講座や、衣笠環さんのセルフブランディングレッスンを通して、「言葉にして書く」機会がたくさんあったから、そう思うのかもしれません。
言葉にして書くことで、まずは自分の目の前に、想いや考えの形を現していく。
ぼんやりとでも、全然かまわないんです。
想いに形を与えていく。
考えに輪郭を与えていく。
自分の想いや考えに、正直にそれができるのは、自分自身しかいないから。
形を与えてみた思いや、輪郭を与えてみた考えが、いきなり「ドンピシャ」じゃなくて全然いい。
むしろ、「んー…ちょっとちがう。もっとこういう感じかな…」と、手探りのヒントにしていくように。
「これ、なんかちょっとちがう」「もっとこういう感じ」という感触は、自分の感覚から生まれてくるもの。
だから、自分が自分に正直にいることが、大事。
言葉にするときには、だれかの言葉を借りてみたらいいと、わたし自身は思います。
もともと、言葉はすべて誰にとっても借りものですし、「うまく表現しているな」「そうそう、こういう感じ」という言葉を見つけたら、そっと拝借してみるのです。
「自分の想いや夢、理想を現実化する」というのは、旗を立てたゴールにたどり着く、というその1点だけではない気がして、つらつらと書いてみました。
立てた旗だけが「現実化の証」であったら、それはわたしにはなかなか酷な話だな、と個人的には思っています。
旗にたどり着くまでは、どんな道であってもいいかと問われれば、そうではないし、「想いが形になっている」からこそ、旗までの道も形作られると思うからです。
そう、こうしてわたしがここに書いていることも、「現実化」のひとつ。
誰かに言う前に、誰かに言おうとする前に、まずは自分に正直に、自分の想いや考えを言葉にしてみること。
自分の想いをまず「言葉」にして、まず自分の目の前に「現実」を作っていってみること。
言葉にすることは、自分の目の前に「現実」を示す手立てとして、一番手軽で柔軟。
春へと季節は移ろい、「はじまり」を感じさせる時期に、改めてそういうことをしていくのも、いいかもしれませんね。