紅葉には少し早いかもしれないと思いながらも、暖かな秋空に誘われてつい来てしまった。
予想通り一部が紅く染まっているだけなので、「嵐山」の見ごろは少し先のようだ。
紅葉狩りのスタートは渡月橋を渡って少し歩いたところの大本山「天龍寺」だが、期待を裏切り紅葉が真っ赤で迎えてくれた。
ゆっくりと庭園を拝観したあと、竹林の小径を抜けて「二尊院」へ向かったが、ここでもみごとな紅葉が待ち受けていた。
「落柿舎」には柿と細やかな紅葉の木しかないが、藁葺き屋根のこぢんまりした佇ずまいが気に入っているので嵯峨野に来たときは必ず立ち寄ることにしている。
日没が近づいてきたので「常寂光寺」まで脚を延ばすことはできなかったのは心残りだが、紅葉の季節はまだまだ続く。