story63 恋してる | りょうの一期一会

りょうの一期一会

ifs(イフス)連載中


story 63 恋してる







拓也「なー早紀。」



早紀「んー。」



早紀(とうとう終わちゃうんだ・・・)



(短かったけど楽しかった・・・)





早紀の目からはまた涙が・・・





拓也「こ、こんな人前で泣くなよ。」

「俺が泣かしてるみたいやん。」






拓也(俺が泣かしてる。)

(俺が泣かしてるんだ・・・)

(早紀は分ってるんだ。)

(何を言われるか・・・)








拓也「家まで送るよ。」














楓達は



帰りの道中













綾乃「今日は楽しかった。」

「ありがとう。」



「俺も楽しかったよ。」





楓(次の約束でもしようかなー)

(俺、だんだんと川村に恋してる!?)



(って葵はどうなったんだよ!!)

(葵は!!)

(でも、なんだろうこの気持ち・・・)






「なー川村・・・」








楓の話を遮るように綾乃が話す







綾乃「私こっちだから」

「ん!?」

「今、木村君なんか言った!?」




「い、いや。」

「じゃー俺はこっちだから・・・」




綾乃「今日は本当にありがとう。」

「じゃーまた明日ね。」






「お、おう。」







そう言って綾乃は自宅へと帰っていく。







楓(何やってんだろう・・・俺・・・)






楓は綾乃と一緒に撮ったプリクラを眺める。






楓(可愛い・・・)














その頃





一護は自宅














一護(あー!!)

(また吉岡君に邪魔されちゃったなー!!)

(良く見ると江角さん可愛い・・・)


(むふ。むふ。むふ。)





(でも、如月さん・・・)

(悔しいなぁ・・・)







(でも忘れられない人が居るって言ってたのに・・・)

(なんで付き合ったんだろう・・・)

(何でかなぁ・・・)










ピカッ!!

光が差し、一瞬目に前が明るくなる。








一護(あっ!!)







(江角さん!!)







(真琴「あー今日も桜井君と話せなかったなー」)

(真琴「明日また話しかけてみようかなぁー」)

(真琴「こんな気持ち久しぶりだなー」)

(真琴「恋してたりして。」)

(真琴「えへ。」)












一護(あっ!!)






(お、終わちゃった・・・)






(や、やっぱり僕だったんだ!!)

(恋してるとか言ってた!!)

(えへ。)

(僕にも春が来た!!)




(広瀬君に自慢しちゃおうかなー!!)

(むふ。むふ。むふ。)

(でも、未来の自分見るなんて初めてだなぁー)







(ま、待てよ・・・)





















(何かいつもの江角さんとは雰囲気違ってたような・・・)