スポーツテレビ観戦オタクの目-選抜高校野球(名電・準々決勝) | stockracerの雑記録

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 第84回選抜高校野球大会・準々決勝、愛工大名電(愛知)vs光星学院(青森)は、優勝候補同士の戦いとの前評判に違わぬ、緊迫した好ゲームになったが、2-2で迎えた8回裏、光星学院が2死2,3塁カウント3-0から、名電のエース濱田の投じた甘い高めのストレートを叩き、センターへいい当たり。名電のセンターが飛びついたが及ばず、ボールがフェンス際まで転々とするうちに、打者走者まで生還するランニングホームランとなり3点を勝ち越し、そのまま逃げ切った。

 名電、7年ぶりの優勝はかなわなかった。希望と課題の両面が浮き彫りになったような試合だったが、勝ち負けに拘って言えば、今日のところは、負けるべくして負けたのだといえる。まず攻撃では、機動力を生かした緻密な作戦で相手を翻弄し、ここぞという時には長打力もあるというのが、名電のスタイルのはすだった。しかし、今日の試合でそれを実践していたのは、相手の光星学院の方だ。濱田の外角攻めを見越してベース寄りに立ち、それに対応して内角を突くはずのストレートが、真ん中に甘く入ったところを叩かれ、決して多いとはいえなかった、相手のチャンスはことごとく点になった。散発7安打だから打ち込まれたわけではないが、スコアリングポジションにランナーがいるときの集中力と、バットスイングの早さ・鋭さは目を見張るものがある。加えて、名電のお株を奪う送りバントなどを絡めてくるしたたかさもあった。一方名電は、犠打1、盗塁0に封じ込まれ、チャンスを拡げる事がなかなかできなかった。

 光星学院の、守備位置も勝敗を左右した。名電の各打者が良い当たりをしても、内・外野問わず、なぜか相手の守備範囲に打球が飛ぶ。抜けていれば点が入る場面でも、ことごとく平凡な当たりであるかのように取られてしまったのだ。余程データをとって分析しない限り、あの守備位置は取れるものではない。名電守備陣も、ノーエラーで能力の高さは示したが、良い当たりが正面を突くようなな場面はなく、投手のコントロールも含めて、名電にはない、光星学院のデータを駆使した攻めの守備が光った。

 今日の試合では、名電サイドから見れば、つきもなかった。濱田の左・スリークォーターから投じられる、クロスして入ってくるような左バッターの外角球が、ことごとくボールと判定され、ポーカーフェイスの濱田が、怪訝な顔をする場面が何回もあった。又、8回・相手の1アウト3塁の場面で、フルカウントからスクイズ空振りで三振と思いきや、その時の投球が足に当たりデッドボールの判定になるなど、不利な判定が多かったのは事実。結果的に、これが上記の3点ランニングホームランに繋がったのだから、不運としか言いようがない。ただ、このデッドボールの判定に、名電のキャッチャーが声を荒げて抗議したのはいかがなものか。彼が、その後のプレーで、フライをバックネット際まで一目散に追いかけたシーンを見ると、必至さが高じた勇み足だったのだろうが、この辺りの気持ちの切り替えも、今日の試合に限っては、チーム全体としても、うまくいかなかったのではないか。もっとも、審判の判定については、第2試合でも誤審が疑われるシーンがあり、監督が直接抗議して注意を受けたという。高校野球全体のレベルアップに、アマチュア野球の審判技術が追いついていないのであれば、早急な対策が求められる。

 名電打線は、今日も2回り目に入ると、相手投手の決め球を攻略し、先制されても、一時は同点から逆転する場面もあった。しかし、全体的に荒さが目立ち、緻密さと完成度で、光星学院の方が一歩も二歩も上だった。だが、調整が遅れて、大会にピークを合わせられなかったエース濱田も、巧打ではあったが、本物の力強さを発揮するところまではいかなかった打線も、伸びしろは十分に感じさせる戦いぶりは見せられたはずで、夏の大会でのリベンジに期待したい。

 因みに、3年前の夏の甲子園で優勝した、同じ愛知の中京大中京も、春の選抜では、ベスト8止まりだった。あの時も、春から優勝候補の一角には挙がっていたが、エースで4番の堂林(現・広島)も不発のまま、チーム全体も不完全燃焼のまま敗退した。そこから夏までに、あの脅威の重量打線と、精密機械のような投球術を身につけて、更に2番手投手も成長して、夏の優勝に結びつけたのだ。今の名電の状況は、あの時の中京大中京によく似ている。夏の県予選まで、3ヶ月余り、どこまで伸びるか楽しみだ。

 僕の場合、個人でもチームでも、その大会で応援している対象が敗退すると、どこが優勝しようが全く興味がなくなるので、残りの試合は多分見ないと思うが、ベスト4に残った顔ぶれを見ると、決勝は、健大高崎(群馬)vs光星学院(青森)の対戦となり、光星学院が優勝すると予想するが、どうなりますか?以上、スポーツテレビ観戦オタクの、オヤジのレポートはひとまずこれまで。また、不定期で、何かの種目で書きたいと思います。

 では、また。