異常な円高、介入はあるか? | stockracerの雑記録

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 ※7月13日0:00記。

7月12日の日本株市場。

日経平均は、欧州危機がイタリア・スペインへ拡大するとの懸念や、米債務の上限引き上げ問題でのオバマ大統領の発言を受けて、ヨーロッパ株やNY市場が軒並み下げ、それに反応して、大証・日経平均先物の夕場や、CME日経平均先物が大きく下落した事を受けて、寄り付きから節目の10000円を割り込んで大きくギャップダウンして始まった。

昼休み頃から、日銀のETF買いの憶測が流れ、下げ止まった感はあるが、円高が進んだこともあり、買い戻しの勢いは弱かった。

日経225 9925.92円(-143.61) 大証・日経平均先物 9920円(-160)


 日足を見ると、2日連続で窓を開けて下落。

5日移動平均線を完全に下回り、かろうじて、200日線が下値支持線として機能したような状態。

明日の寄り付きで窓を開けて始まるようだと、短期的には買いシグナルとも取れるが、それよりも、震災直後の3月22日から続く、9400円~10000円のレンジ相場に逆戻りしたと見ることもできる。

その場合の下値の目途は、当然9400円となる。

とにかく、200日線を巡る攻防に注目。

これをあっさり下回るようだと、下落トレンド入りを覚悟する必要があるかもしれない。


 現地時間7月12日のNY市場は、欧州危機懸念が再燃する一方、米債務引き上げ問題の早期解決への期待もあって、ダウ・ナスダック共に、昨日の終値を挟んでの揉み合いとなっている。

ダウの日足を見ると、陰線が2本続いており、目先の調整期間入りを示唆しているとも取れるが、ダウの場合は騙しも多いので、現在、昨日の終値付近で揉み合っている状況では、残念ながら、何とも判断のしようがない。


 ヨーロッパ株は、英・独・仏何れも相場後半にやや値を戻しているものの、続落の動き。

為替は、昨日に引き続き、ユーロが各国通貨に対して大幅に下落。

それに伴い、リスク回避のための円高が進み、ドル/円は、79円台の前半まで、ユーロ/円は111円台の頭迄、大きく円高が進んでいる。

大証・日経平均先物の夕場は、欧州危機懸念の拡大と、それに伴う円高が嫌気され、一時は前日終値比-140円の9780円まで売り込まれたが、その後、米株が下げていないことなどを材料に下げ渋り、終値は、前日・大証終値比-20円の9900円で引けた。

CME・日経平均先物(円建て)は、この値を挟んでの揉み合いとなっている。


 為替が大幅な円高方向に進んでいて、場合によっては、明日にも日銀の介入があるのではと思わせるほどだが、NY市場が思いのほか強く、日本時間明朝の結果を見ないと全く判断のできない状況だ。

今夜もまた、NY市場の結果待ちだ。


 ※7月13日8:00追記。

NY市場は、その後、FOMC議事録の発表で、一部の委員が追加の金融緩和の可能性(QE3?)をほのめかす発言をした事が分かり買い戻しが入り、一時プラスにに転じたが、ムーディーズがアイルランド国債の格下げを発表した事をきっかけに再び下落に転じ、結局、ダウ・ナスダック共に3日続落で引けた。

ハイテク銘柄の決算が弱いことも、足を引っぱった。

ヨーロッパ株は、軒並み続落。

為替は、ドル・円が、一時78円台まで円高が進んだが、現在は、79円台の前半での推移。

ユーロ/ドルは、110円台の後半まで円高が進んでいる。

これを受けて、ユーロ圏の首脳が、為替に関する緊急の首脳会議の開催に向けて準備を進めている。

CME・日経平均先物は、前日・大証終値を大きく下回って帰ってきた。


 現地時間7月12日結果

ダウ 12446.88ドル(-58.88)

ナスダック 2781.91ポイント(-20.71)

イギリスFTSE100 5868.96(-60.20)

ドイツDAX 7174.14(-56.11)

フランスCAC40 3774.12(-33.39)

CME・日経平均先物(円建て) 9810円(前日・大証終値比-110)


 この結果、7月13日の日経平均及び大証・日経平均先物は、CME・先物にさや寄せする形で大きくギャップダウンして寄り付くと思われる。

この値は、200日移動平均線を軽く超えてしまうことになり、3日連続で窓を開けることにもなるので、短期的には、売り一巡後は買い場とも取れるが、為替が異常なくらいの円高になっており、方向感はつき難い。

日本時間の深夜には、FRB・バーナンキ議長の議会証言を控えており、先物主導での値動きになりそうだ。


 では、また。