国民不在のまま、政局延長戦。 | stockracerの雑記録

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 菅首相が辞めると思ったら、未だ具体的日時は出ず。

与野党から大連立構想が持ち上がると、それぞれの仲間内から異論噴出。

谷垣総裁も、菅降ろしでは勇ましく拳を振り上げたのに、パンチを繰り出す前に、ガードを固めてしまった。

永田町の論理では、色々なしがらみが絡み合って、簡単にはいかないのだろうが、今何を最優先にしなければならないのかだけは、誰もが知っている。

当然、国会議員にまで登りつめたお歴々の賢い頭なら、分かりきっているはずで、分かっているのに権力抗争の方が大事なのだから、たちが悪い。

小沢グループの参謀役にありながら、不信任決議案に賛成した、松木謙公議員が、「民主党も自民党もみんなおかしいよ」と叫んでいたが、その通りであるし、それにプラスして、マスコミの論調にも違和感を覚える。


 不信任案が否決された時点から、菅首相がいつ辞めるのかについては民主党の党内問題。

いつまでもはっきりしない菅首相や側近達に問題はあるが、自民党が辞任の時期に固執する理由が理解できない。

それ以前に、菅首相が辞めさえすれば、つまり、民主党のトップが新しくなれば、復興支援に協力できるという理屈が分からない。

だれが首相であっても、協力すべきならやればいいし、震災直後の入閣要請をなぜ断ったのかについての詳しい説明もない。

4Kをやめよと息巻いても、地域振興券やふるさと創生事業の前例があるように、ばらまき政策はもともと自民党政権の専売特許ともいうべき政策であり、全く説得力がない。

マスコミが、なぜこの点に触れないのかもわからない。

菅降ろしに目途がつき、いざ大連立かとなった途端にトーンダウンしてしまうところを見ると、野党第一党として、批判の為の批判に終始していただけなのかと疑ってしまう。

もしそうなら、かつて自民党が長期政権を担っていた頃批判していた、社会党(当時)や野党時代の民主党とやっていることが同じではないか。


 衆議院の議員数ではトリプルスコアなのに、菅政権はどうしてここまで弱気に、自民党の顔色を窺うようなことをするのか?

与党主導で、正面から協力を要請すればいいではないか。

それで、拒否されれば、立法府の長として、堂々と法案を出し、審議をして決をとればいいではないか。

その結果、自民党が審議拒否をすれば、どちらが正しいのかは、世論が判断する。

それとも、既に万策尽き果て、自民党案を丸呑みすることでしか、復興支援を乗り切る力がないのなら、早急に総辞職して、政権を明け渡すべきだろう。

そこまで行けば、、現状では総選挙はできなくても、民主党も自民党も割れ、新党が幾つも立ち上がり、真の意味での新しい枠組みによる復旧・復興策を講じられる。


 マスコミも、評論家も、菅首相が総理の座に居座ることが諸悪の根源で、それさえなくなれば、今の閉塞感が全て解決されて、民主・自民が協力して、復旧・復興がスムーズに動き出すかのように報道しているが、本当にそうだろうか?

未曾有の大震災、想定外の被害、そして最悪の原発事故。

あの状況で、どの政権でも、誰が総理であっても、完璧に対応して、行き届いた復興支援ができたとは思えない。

これまでの政府の対応を、良しとする訳では決してないけれど、では、自民党政権だったら上手くいったのか?

或いは、早い段階で連立を組んでいればどうかといっても、それはそれで、様々な不備が生じ、不満が発生したに違いない。

政局・延長戦を詳しく伝えるのはいいが、菅首相1人をスケープゴートにするのではなく、永田町全体を批判すべきだ。

その上で、被災地の現状がどうなっているのか、何を一番に必要としているのかを、直接議員にぶつけてみればいい。

そのやり取りを、各メディアが報道するくらいしても、何も問題はないだろう。

まさか、特定の勢力からの圧力で、バイアスのかかった報道をしているとは思いたくないのだが……。


 図らずも、火中の栗を拾う羽目になった菅首相は、遠からず辞任することになる。

本音では誰もが拒否したいだろうが、菅首相が拾い損ねた栗を、弾けてしまう前に拾う勇気があるのは誰か。

そして、最終的に誰が火消しをするのか?

時間的余裕が全くなく、なにをやっても、どんな結果になっても、批判されることが必至の状況の中で、恐らく次の政権も短命に終わるだろう。

それでも国民は、真のリーダーの登場を待っている。


 では、また。