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論より証拠・・・一昔前のカルタの言葉だったと記憶しています。
あれやこやの推論のよりも、たったひとつの証拠がものを言う、あるいは結論が出るというような意味だろうと思います。
ところが今日のこの句は、論より証拠よりも大切なものはイマジン、そんなかなり変則的ななメッセージを含んだ一句です。
論よりも 何より先に イマジンを・・・
イマジンと言えば、あのジョン・レノンの最も有名な曲のタイトルですが、その意味は「想像してごらん」と言ったところでしょうか?
さて、この想像と似ているようでかなりの違いがある妄想・・・私に言わせたらはっきり一線を画す明らかな別物ということになってしまいます。
想像とは思考の産物ではなく、インスピレーションが関係しているように思うのは私だけでしょうか?
仮定も結論も証明も、もちろんすべて大切なものだろうとは思いますが、インスピレーションはそんな論理的思考を待たずに答だけが瞬時に降りて来る・・・簡単に言えばそういう神秘性を含んだもののひとつです。
このインスピレーションが降りて来るための条件として、忘れてはならないのは心身のカタルシス(浄化)だろうと思います。
この浄化が不充分なままで感情や思考が、あれやこれやを想像してしまうのが妄想と言えば分かりやすいでしょうか?
そして想像ならば、本人にも周りにもプラスの影響を及ぼすことも有り得ますが・・・妄想となると百害あって一利なしだとさえ思ってしまいます。
本来の意味での想像からは、発明などの文明に寄与する数え切れないものが産み出されました。
そして文明ではなくて文化の方は・・・実は、文化のすべては想像・・・つまりインスピレーションやイマジンから産み出されていると言っても過言ではありません。
そもそも私がある時に始めた575の哲学・・・この哲句の誕生そのものがインスピレーションであり、イマジンからの産物以外の何物でもない見本のようなものです。
哲学をたった十七文字のパッケージに納めてしまう・・・そんな文学史上の革命に?末永くお付きあい頂ければ幸いです。
それでは、今日はこの辺で!
論よりも
何より先に
イマジンを。
~アモンの哲句より~