私が社会に出たのは、もう40年近く昔・・
昭和時代のことでした。時はオイルショックと
バブルのちょうど中間暗いでしょうか。
まだまだ、今と比べると貧しい暮らしでしたが、
給料は毎年上がりましたし、経費削減!
なんて言葉も今ほどは聞かれませんでした。
まあ、いい時代だったかもしれません。
その頃の就業構造と言えば、
ご主人=正規雇用
奥さん=非正規雇用(パート労働)で家計を補助
といったものでした。
そこでは、非正規雇用に社会保険が適用にならなくても
特別に問題はありませんでした。
非正規雇用が不安定であっても(職を失いやすい)
ご本人は問題だったでしょうが、社会的にはさほど
大きな問題ではありませんでした。
それが、
リーマンショック以後?
非正規雇用は、主婦だけでなく
若年層や世帯主までに広がってきています。
こうなると、社会的に問題が大きくなってきます。
一方主婦層においても、正規雇用者として
働きたいのに、非正規に甘んじている人たちが出現し、
社会問題化しています。
政府も、やっと思い腰を上げ、
パート労働者への社会保険適用範囲の拡大や
有期労働者から無期雇用労働者への転換促進
等の施策を打ち出していますが、
まだまだ十分とはいえず、
いっそうの社会保険の適用拡大。
学生アルバイトを除く全労働者への拡大。を
一刻でも早くするべきだと思います。
全員が加入するので、国内での競争力には
問題ないと思いますし、現在、様々な業種で行われているような
様々な手法を使った「加入逃れ」はなくなると思います。