この仕事を一生は続けられないと気づいてしまった | 起業15年のコーチが教える、コーチングで副業・起業するための専門ノウハウ

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こんにちは、田中直子です。

 

「この仕事を一生は続けられない
 と気づいてしまった」



今回から、私の講座参加者さんの
事例を数回にわけて紹介します。

(お勤めの方なので、個人が特定
できないよう、複数の方の事例を
混ぜて書くなど編集を加えています)


浅山陽子さん(仮名)は、起業を志す会社員。

洗剤やシャンプー、化粧品などを作る
日用品メーカーの研究開発部門で、
20年以上働いています。


彼女には悩みがありました。


今の仕事は嫌いではない。

でも、40代半ばを過ぎ、
「人生の後半ではどんな仕事をしたらいいのか」
を考えるようになったのです。



そして、
「一生、この会社でこの仕事を続けるの?」
と自問自答を繰り返し、

彼女は、答えが明確に
「No」
だと気づいてしまったのです。



今の仕事が、意義のある仕事なのはわかる。

私が携わった商品が、消費者の手に渡り、
生活に役立っているのも想像できる。


でも、私自身は、毎日朝から晩まで
「人」ではなく「モノ」を相手にしている。

来る日も来る日も、実験や研究の繰り返しで、
お客様が目の前で喜んでくれるわけではない。

なんか、寂しいんだよな…


もし、このまま仕事人生が終わったら、
どうなっちゃうんだろう?



今のように、間接的に役に立つだけ
ではなく、お客様に直接かかわりたい。

「お客様の役に立っている」
という実感がほしい。



そう、強く願うようになりました。


そして陽子さんは、
「お客様に直接関わるビジネスでの起業」
を目指すようになり、ある起業塾に入りました。

そこには、彼女と同じように、起業を志す
会社員の方が多く参加していました。


その起業塾では、
「まずは、今できることで起業準備を始めましょう」
とアドバイスされたとのこと。


彼女は、日用品メーカーで長年研究開発を
しているので、洗剤や化粧品などの効果や
安全性について、とても詳しいです。


でも…


そこで、ハタと困りました。


私の知識は、今の会社の研究開発部門では
役に立つけれど、「個人起業」には
役立たないんじゃないの??



お客様に直接役立つビジネスをしたい。

もちろん、洗剤とか化粧品の安全性に
ついての「知識」を教えてあげることはできる。

でも、お金を出してそれを知りたい
人なんているのかな?

本やウェブで情報を集めるだけで
満足してしまう人が多いのでは?

わざわざ私の話を聞きに来る人なんているのかな?

仮に話を聞きに来てくれたとしても、
1回くらいで満足してしまうんじゃない?

お客様と長くお付き合いできるイメージが浮かばない…


いったい、どんなビジネスをしたらいいんだろう??


陽子さんはそんな風に悩んだのです。


当時入っていた起業塾では、

「今できることで起業準備をしましょう」
「まずはブログを立ち上げてアクセスを集めましょう」

と教わりました。


陽子さんは、どんなビジネスをしたら
いいのかわかりませんでしたが、とりあえず、
習った通りに、今書けるテーマで
ブログを立ち上げることにしました。

そして、
「安全安心な化粧品の選び方」
というブログを始めました。


素直でまじめな陽子さん。

習った通りに、検索キーワードなども
意識しながらブログの記事を書いていきました。

読者の役に立つように、専門知識を
わかりやすい言葉で解説する記事を
30記事ほど書いたところ…


記事を書く手が止まりました。


「研究開発の仕事は、会社で与えられて
 やっているけれど、
 自分自身のビジネスではやりたくない」

そう気づいたのです。


モノに関わる仕事は、これまでさんざんやってきた。

自分のビジネスでは「人」に関わることをやりたい。


だから、起業塾では
「今できることで起業準備をしましょう」
と言われているけれど、研究開発の
仕事は会社以外ではやりたくない。

でも、大学を卒業してからというもの、
ずっと今の会社で研究開発だけを
やってきたので、「今できること」が他にない。


「今できること」でビジネスをしようとすると
行動が止まり、

かといって、他にビジネスのネタも見つからない。


私はどうしたらいいの?

迷路の行き止まりに突き当たった感じでした。


陽子さんは一体どうしたらよいのでしょうか?

どうやったら
「お客様に直接関わるビジネスで起業したい」
という念願が叶うのでしょうか?


次回に続きます。

 

 

 

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