こんにちは、田中直子です。
前回
「初心者の方は、まずオリジナル商品作りから始めましょうね」
という話をしました。
おさらいすると、
商品というのは、まったく初めて見た方にもわかるように、
「コーチングセッション1時間〇〇円」
というのは「商品」ではありません。
単に料金を提示しているだけです。
サービス内容を明文化するというのは、たとえば、
・どんな悩みの方に、
・どんなプロセスで、
・どんな価値を提供するのか、
・同業者との違いは何なのか、
などを明確にするということです。
さて、商品の説明をするときに
「使わない方がいい言葉」があります。
それは何だと思いますか?
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商品の説明をするときに使わない方がいい言葉。
それは
「コーチング」
です。
「私の商品はコーチングなのに、
「コーチングという言葉を使わないと説明できないじゃん!」
「私はコーチングそのものを売りたいんだ!(怒)」
と思う方もいるでしょう。
恐らく、そう思う方は「コーチング界」
ご自分なりに「コーチング」という言葉をよく理解していて、
普段からコーチの人たちと会話をしていて共通言語になっている。
コーチングが好きで、
自分もコーチングを受けて素晴らしい体験をしたことがある。
だから、コーチングはよいものだと信じている。
なので、自分が意図したとおりに「コーチング」
でも、見込み客から見たらどうでしょうか?
・そもそもコーチングをよく知らない人
・「ティーチング」と「カウンセリング」と
「コーチング」の違いを知らない人
・コーチングに対してよくないイメージを
持っている人
など、いろいろな人がいますよね。
「コーチングという言葉」に対する理解は、
「コーチ」と名乗っている人の間でも、
同じコーチングスクールで学んだ人同士とか、
ごく近い「内輪」であれば、
たとえば、あなたがお勤めの会社でも「社内用語」
社内用語をそのまま社外の人に使っても、
それと同じことですね。
なので、「コーチング」という言葉を使うと、
たとえて言うと、
子供から「右って何?」と聞かれて
「右は右だよ!」と言っているような感じです。
「右は右だよ!」と言われても、
右を説明するのであれば、
「こっちだよ」と指さして実演したり、
相手が右利きなら「お箸を持つ方の手だよ」
と事例で説明したりすると思います。
「右」という言葉を使わずに「右」を説明しますよね?
コーチングという言葉を使ってコーチングを理解させようというの
ですので、コーチングを説明したいのであれば、
コーチングという
見込み客が理解できる言葉で。
世の中、99パーセントのコーチが「コーチング」
そのせいで、見込み客に理解されず、
「コーチングやっている人、よくいるよね」
なんて言われているのです。
そんな中、あなたが
「見込み客が理解できる言葉」
で説明できるだけで、
「この人、他と違ってわかりやすい!」
と思ってもらえます。
「よくいるコーチングの人」を抜け出し、
「自分ブランド」を作り上げましょう。