テミン 君は一体・・・
何を隠してるの・・・いま一人でどこに向かってるのよ
もう!
またテミンが抱え込んでいるんじゃないかと心配だ
弟のように思っているのに何も言わずに走って行ってしまったこともなんだかさみしく感じるよ
テミンのお母さんの最後に見た姿も、一緒にいたのが誰なのかも気になる
とにかく私の中はもやもやでいっぱいだ
あれから4時間、いまだにテミンは帰ってこない・・・
はぁ・・・
「ゆき~ご飯食べていくでしょ?」
「・・うん、もうちょっとテミン待ってみるよ」
さっきから心配でテミンのケータイに電話するけど全くつながらない
・・・・ばかテミン!
あたりは薄暗いけどテミンの母の形跡を訪ねようと近所をぶらぶら歩いてみる
私って弟思いのいい姉じゃないか 少しは感謝しろ、ばかテミン・・・・
テミンのおばさんがよく買い物をしていたスーパーを見たり、デパートを覗くが・・・全く情報がない・・・
従業員もみんな様変わりしていた・・・
トボトボと家路に向かって歩いているとふと見慣れた公園が
あっ 最後にオバサンを見た公園だ!!
公園内を歩き何かヒントはないかと見渡すけど・・・何もわからない
てか私はオバサンのことを知らないし・・・幼すぎて優しいオバサンだなぁって記憶しかない・・・
ゆるーくウェイブのかかった柔らかそうな髪、 テミンをもっときれいにした美しい顔
目を細めて微笑む顔 今のテミンの笑顔にそっくり
歩き疲れた私はあのころに戻ってブランコに乗ってゆらゆらと思考の波に揺れていた
テミン テミナ・・・ 今何をしてるのよ 私はテミンのために無い頭を使って探してるんだよ~
どこで何を・・・
不意に、ゆらゆら揺れていたブランコが止まり
暖かい手に肩を抑えられた
「全然ユキは変わらないね・・・フフフ」
うん?
この声は
振り返ると目を細めて私の頭に手を置く長身の男性
「・・・・ミノ?」
彼は目を細めたまま、大きくうなずいている