・・・・そうか・・・・・テミン・・・そんなつらい思いを抱いてまた日本に・・・・



あんな幼かったテミンが私の知らないところでいっぱい苦しんで、傷ついて・・・

本当の弟みたいなテミンが苦しんでいたのにそうとも知らずに



私は頭からテミンが消えていた・・・




テミンごめんね、たくさん苦しくて、つらかったでしょう、




きっと私が想像している以上に幼いテミンがさみしさを抱えもがき苦しんできたんだ



・・・そう思うと、涙が止まらなくなって抑えようとしても止まることはなかった・・・










・・・・「ヌナ・・・・ヌナ泣かないでよ・・・せっかく久しぶりに会えて、僕本当にうれしんだよヌナ・・・」





「テミン、ごめんね。つらいのはテミンなのにヌナが泣いたってしょうがないのにごめんね」




下を向いて泣き続けている私の背中にふわっと暖かさが降りてきた

そしてその暖かい手は私の頭をなでた



「ヌナありがとう、僕のために泣いてくれて」そう言ってテミンは屈んで私の顔を覗き込んでいる



「見ないで・・・顔ぐしゃぐしゃだから」




「いいんだよ、僕はどんなヌナだって大好きだから・・・」



「いくら弟でも見られたくない顔はあるんだよぉ・・っひく」まだ泣き止まないまま洗面所へ駈け込んだ・・








・・・・・・・・・弟かぁ・・・・・・なんかわかんないけど弟って言われてもやもやするな・・・・・

なんだろうこの気持ち・・・・・・・








ガシガシ顔を拭きながら戻ってきたヌナはさっきとはうって変わってすっきりした顔で



「テミナ!今日はうちに泊まって行きなね


久しぶりに会えたんだし私の知らなかった時間を取り戻したいの!


何があったか、何がつらかったのか、何がうれしかったのか、今何が好きなのか


何でもいいから全て吐き出して!!!!


で、明日からヌナと一緒にお母さん探そうよ!!!!」



うんありがとうヌナ!!1



・・・・って・・・・えっ・・・・ヌナのおうちに僕が泊まるの・・・



どうしようかと、もぞもぞしていると



いつの間にやら用意していたらしく

「テミナ、お風呂すぐ沸くからテミナから入ってきてよ。出てきたら髪乾かしてあげ~る♪」

ってルンルンしながらヌナにお風呂場に入れられてしまった・・・・・



・・・・ヌナ・・・・僕もう赤ちゃんじゃないんだよ・・・・



「テミナお湯大丈夫~」とヌナの声




えぇいどうにでもなれとお風呂に入る僕・・・








ルンルン♪テミナかわいいなぁ~ぷくぷくほっぺ~さらさらヘア~私の弟テミナ~

妹みたいな弟テミナ~フフフ~♪




ヌナがさっきからわけわからない歌を歌って髪を乾かしてくれてる・・・

・・・もう妹ってなんだよ~ほっぺもぐりぐりしないでよ・・・



僕の意識は疲れと安心感でそこでなくなっちゃった・・・・




                                     by Y