中小企業でも通勤手当を非課税上限額まで支払うと就業規則に記載しているところがあります。私が「本当に月額8万円でも払うのですか?」と質問すると、どの社長も「まさか!」といい、採用の段階でフィルターを掛けていることがうかがえます。
しかし、従業員が転居して遠くへ行ってしまうケースも考えられます。
そういった意味では、月額○円まで、と上限を決めてしまう方がいいと思います。この上限額は、会社として通勤圏と考えているエリアがカバーできていれば十分です。
もっと、強力な方法は「月額○円(○km)を超える場合は支給しない」というものでもいいと思います。
長時間の通勤に疲れて業務に支障が出れば本末転倒だからです。
せっかく、手当を支給するわけですから、会社の狙いを明確にして支払うべきです。