ワーキングプア | ジュエリーコンシェルジュ&CADデザイナーNoripyonのブログ

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こんにちは。


今日は、ワーキングプアの問題について考えてみたいと思います。


ワーキングプアの問題は、普通の生活者であるべき人間が、普通の労働をしても普通の生活ができないという問題です。


日経連が「95年レポート」を出した同年、派遣法は改定され、適用業務対象が、16業務から26業務に拡大。さらに99年の改定で、派遣労働は原則自由化された。

この99年改定は、これまでとは逆に禁止対象の業務を列挙するという、原則と例外が逆転した大改定であった。


あきらかに、バブル崩壊後に経済の立て直しを急いだ改定でした。

この時、日本は将来を見据えた政策を考えず、その場しのぎで経済最優先の政策立案をおこなってしまったのです。


その後、ワーキングプアは増え続け、フリーター(アルバイトやパートタイマーなどで生計を立てている人)が増え続けるのです。


結果的に、団塊ジュニア世代以降の人達を見殺しにすることにつながったのです。


『若者を見殺しにする国』の著者赤木智弘氏は言います。

赤木氏自らがフリーターです。


彼の悲痛な叫びは、「団塊ジュニアの親、すなわち団塊世代はすでに六〇歳を過ぎており、彼らが不老長寿で延々と働き続けることができるというワケではありません。

よって、彼らの子どもである団塊ジュニア世代の長年フリーターの寿命は、団塊世代の残り労働時間にほぼ等しいといえます。ならば、あと一〇年も経たないうちに、こうした生死問題が噴出するのは、目に見えています。


また、生き延びたとしても、ホームレスとして生活するフリーターが、どうやって年金を受給するのでしょうか?

住所がなければ、銀行口座もつくれません。直接とりにいくにしても、どこの役所にとりにいけばいいのでしょうか?


くわえて、年金行政そのものに対する不信や少子化などによる受給金額への不信があります。


そうした状況ですから、役所に恐喝でもされない限り(苦笑)、年金を支払おうとするフリーターなど、いるはずがありません。


私が考えるに、年金はけっして「社会保障」などではありません。社会保障だというなら、その保障が必要な弱者のみが受け取るべきなのです。ところが、年金制度は「高齢者」が弱者であると一方的にうそぶき、バブル崩壊後の社会に放り出された金のない若者から金を奪い、高度経済成長の世界をぬくぬくと生きた高齢者に金を渡すのです。こんなものは社会福祉ではなく、国が斡旋する超高利回りな金融商品です。」


これが、フリーター作家である赤木氏の悲痛な叫びです。


この意見に補足するなら、日本国民の金融資産である約1400兆円の内で、約60%以上を保有しているのが60歳以上の人々なのです。


そう年金対象者が、日本で一番金持ちということになります。


私は、中立の立場から申し上げれば、高度成長を必死でかけぬけて来た諸先輩方の根性には、脱帽ですし尊敬もしています。

フリーターである若者におっしゃりたいこともたくさんあると思います。


現に私自身が貧乏学生時代、アルバイトを4つ掛け持ちして生活費を稼ぎ、4年でストレートに卒業しました。

下手に新卒で就職した先輩の給料よりは、私はアルバイトで稼いでいました。


作業効率の良いアルバイトに絞っていましたから、塾の先生、本屋のバイト、警備員のバイト、交通調査のバイトなどでした。

塾は短時間で自給が高く、本屋は回数が多い。警備員は危険な警備のバイトにまわしてもらい、40分で1万円もの給料でした。交通調査は、スタッフを現場に車で送り迎えするだけなので、空いた時間は学校で授業を受けたり、違うバイトをしていました。


すべては、その気になれば何でもできるのは確かです。

フリーターでも、その気になれば月に20万円から30万円は稼げます。私の経験からですが、時間が短く、時給のよいアルバイトをいかに見つけ、自身の一週間をうまくスケジューリングするかが秘訣です。


ついでに、もうひとつ付け加えるなら、私は大学時代にいっさい就職活動はしていません。

英語も話せないのに、アメリカで就職したかったからです。


私自身、だれかより優れているとかではなく、中学までは落ちこぼれの生徒でした。


アメリカのニューヨークになぜ住もうと思わせたのか?


それは、『夢』です。

高校生の時から思い描いた。 『夢』。


けしてあきらめない『夢』こそ原動力だったと、今 そう感じています。

アメリカバブル崩壊で、職業安定所の前には300人もの長蛇の列ができていた超就職氷河期でしたが、目標としていたグラフィックデザイナーの仕事にもつけました。

お金がない私は、日本食レストランで働きながら、『夢』をあきらめずにチャンスをつかもうとしていた結果でした。


詳しくはブログの「摩天楼を夢みて」で書いています。



私は考えました。ひょっとして、今の若者が『夢』を見る余裕すらなくなっているのかなって?


しかし、このまま放置できない問題であることは確かです。


私は言いたい。就職浪人している人達に・・・。


国家公務員になったり、一流企業に就職して、そこそこの給料をもらって結婚して、その先に何があるのですか?

それが、本当に幸せなのでしょうか?


そんなに堅苦しく考えなくてもいいよ!

もっと自分がやりたいこと、『夢』をあきらめないで欲しいし、もっと楽に生きて欲しい。


そして、この世に生れて死ぬまでに、自分自身の生涯で成し遂げたい確固たる目標、つまりは「志」を立てて欲しい。

この想いです。


「志」を立てる「立志」こそ必要な気がしています。



現代の日本社会が抱えた少子高齢化、年金制度への不信。そして、ワーキングプアの問題。

これらは、からみ合って日本の将来に暗い影を落としています。


これらを解決する、一手として国が若者を雇用することではないでしょうか?


過疎化が進む地方の休眠農家を復活させて食料自給率を上げたり、日本の最先端ロボット技術を向上させるための事業を立ち上げたり、リニア新幹線を前倒しでおこうために雇用したり。


そして、若者が起業できるためのシステムが社会に必要でしょう。


私自身、始めたいとも考えていますが、若者が起業できるためのトレーニングと環境整備です。

これは、市町村規模でも実現可能だと思います。


若者は職を手に入れ、市町村は税収が増える、国は税収が増え年金も払ってもらえる。


ポイントは、起業のリスク回避です。

初期投資を市町村が一部負担するシステムで、アドバイザーがついて指導。

初期投資を少なくリターンを多くするビジネスモデルの構築。


制度を利用した起業家の収益金の一部をプールして、明日の人材のために使う。

こんな流れができないでしょうか、なにも就職するだけが全てではありません。


私がそうであったように、起業することも一つの道です。


ワーキングプア問題。


解決の一手を国や市町村が、今 始める必要があると感じています。




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