朝から井尻塾に行って勉強していました。
チャンネル桜のレギュラーでもあるあの井尻先生は、実は山梨在住なのです。
(井尻 千男 塾長)
井尻先生のご自宅が塾なのですが、純和風の豪邸に先ず驚きました。
塾の様子はこんな感じです。
総勢30名が受講しました。
塾では、日本の政治・経済・歴史のお話しを興味深く約3時間お聞きしました。
その井尻先生の話しの中でお国柄というワードが出て来ましたので、私なりに想ったことがありましたので、お話し致します。
私は、世界18ヶ国を旅して、アメリカで約4年半生活しました。
そして、気付いたのは「日本は素晴らしい国」ということでした。
日本で生まれ育つと、いつしかその良さが普通に感じていました。
当たり前の世界のように感じていたのです。
ところが、世界を周ると、その違いに先ず驚いたのです。
そう、生まれる国によって人生のアドバンテージが違うのです。
つまり、貧困な国で、しかも貧しい家庭で生まれたら、どんなに努力しても一生涯貧困のままなのです。
そして、日本では当たり前の親子の生活もメキシコでは生活苦から、我が子をアメリカ人に里子に出したりしているのです。
メキシコの空港で泣き叫ぶ親子。
言葉も出ませんでした・・・。
そして、タイのストリート・チルドレン。
路上生活をする裸の子供たち。
いったい国が違うだけで何が違うのでしょうか?
そして、私は一つの考えにたどり着きました。
今の私の生活は、多くのご先祖様の汗と涙と努力の上に成り立っている事実を思い知らされたのです。
そう、日本の先人であるご先祖様が頑張ってくれたから、お国柄が良くて、家柄も良いのです。
ご先祖様の徳をいただいて、今の生活がある。
日本の歴史は、約2600年です。神武天皇即位の紀元前660年がルーツだと考えられています。
今の天皇で125代目です。
皆さん、ご自身のご先祖様が何人いるか考えたことがありますか?
私は、以前計算してみました。
父と母の1代前で2人、祖父祖母の2代前で4人こうして計算すると、10代前で1024人、20代前で1,048,576人、30代前で1,073,741,824人になります。
ものすごい数のご先祖様です。
2×2×2と125回は市販の計算機では計算できない数のご先祖様の人数になるのです。
つまり、このご先祖様の命のリレーによって今の自分が、この国に生まれたのです。
もし、そのご先祖の誰かが、子供が生まれる前に亡くなっていたなら、今の自分はこの世にいないのです。
まさに奇跡の連続によって生まれてきたことになります。
そして、ご先祖様のためにも、この命のバトンを次の世代につないでいく責任が私にはある。
それはご先祖様からいただいた命を次の世代につないでいく使命でもあります。
私の命は私だけのものではないことになります。
ご先祖様からいただいた徳を更に高めて、次の世代にバトンを渡す。
多くの災害や戦争を必死で生き抜いて、命のバトンをつないで下さったご先祖様に恥じない生き方をする。
即ち、この日本を守り、後世の子孫につなぐ責務が私にはあると自覚したのです。
この良いお国柄を約2600年の歴史から成る、日本の伝統文化を後世に残す責務が、現代の日本人にはあると思います。
戦後65年で、失おうとしている、否定しようとしている伝統・文化・学問・思想・神道・儒教・仏教・芸術など、大枠では宗教感・思想感・哲学感・道徳感、そして大和魂をもう一度 再確認して見直す必要がある気がします。
今こそ「温故知新」です。故 ( ふる ) きを 温 ( たず ) ねて新しきを知らば、 以 ( もっ ) て師と為すべし。」 孔子 が言われました。意味は、昔のことを良く知り、そこから新しい知識や道理を得ることです。
お国柄、それは約2600年の歴史の叡智と伝統によって確立する、日本独自のスタイルを創造することです。
欧米のモノマネではない、日本の歴史や風土や文化に適合した独自のスタイル。
政治や経済までも日本流であればよいのです。
日本独自のお国柄で、国を再生すればよい。
戦後65年続いた戦後レジームからの脱却のヒントは、日本のお国柄にあるように思います。
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