会社に不満が出ているのは社長の責任です | コンサルタント KEN EYE’S

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世界や日本の現在・過去・未来について色々な思いや考え、また役に立ちそうな情報などを書いていきます。

あなたの会社に「心の病」を持った従業員の方はいませんか?

 

 

あなたの会社でもこれから「心の病」による労災申請が出てくるかもしれません。

 

 

今の世の中を象徴する結果が数字として公表されました。

 

 

「心の病」の労災認定、過去最多 20代の増加目立つ

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170701-00000009-asahi-soci

 

 

厚生労働省が30日、16年度の「過労死等の労災補償状況」を公表しました。

 

 

記事から抜粋しますと、

 

 

うつ病など「心の病」を発症して労災を請求した人は1586人。

4年連続で過去最多を更新しました。

 

 

原因別にみると、

職場でのパワハラを含む「嫌がらせ、いじめ、暴行」が74件。

 

 

生死に関わる病気やけが、極度の長時間労働といった「特別な出来事」(67件)や「仕事内容・仕事量の変化」(63件)などの原因を上回り、比較可能な11年度以降で初めて最多となりました。

 

 

年代別では、30代~50代が前年度より微減となる中、20代の増加が目立ち、20人増えて107人となり、全体を押し上げています。

 

 

発症前2~6カ月の時間外労働が「過労死ライン」とされる1カ月あたり80時間を下回るケースでも14人が労災認定され、うち9人が過労死した。

 

 

労災の請求件数や認定件数の増加について、厚労省の担当者は「(電通事件で)精神障害が労災対象になることが周知されたことも要因の一つだ」としています。

 

 

太字で強調した部分が、調査結果のポイントと言えます。

 

 

特に下記のことが注目すべき点として言えると考えます。

  • 「心の病」による労災認定が過去最多を更新し続けていること
  • 平均時間外労働が1か月あたり80時間を下回っていても労災認定されるケースが増えていること
  • 労災原因として、いじめ、暴行、嫌がらせ等のハラスメント関係によるものが初めてトップになったこと
  • 20代の発症件数が増え続けていること

 

以前から指摘されていたことであり、注意喚起や改善を求める対策を厚生労働省でも講じていますが、さらに悪化していると言えるでしょう。

 

 

また長時間労働による過労、心労で自殺した髙橋まつりさんの電通事件が社会に与えた影響も労災申請件数の増加につながったと記事では指摘しています。

 

 

その背景について記事では、

  • 人手不足なのに業務量が増え、働き手にかかる負荷が高まる『高圧釜』状態の職場が多い
  • 人間関係がギスギスし、パワハラが生じやすくなっている
  • 20代の若者が即戦力として期待される傾向が強まり、職場で過度なプレッシャーにさらされている

 

ことを要因に挙げて、「業務量を減らしたり、親身に相談・指導したりする配慮が職場に求められている」と書かれています。

 

 

大なり小なり、問題はどこの会社内にもあると思います。

 

 

その問題の原因を突き詰めてみると、会社側、従業員側、お互いに言い分があり、それが積み重なっていき、すれ違いが生じることによるものが圧倒的に多いのです。

 

 

そして、問題を放置したままでいることの責任は、最終的に社長にあり、大事になってこのような労災事件なども発生していると言えるのではないでしょうか。

 

 

経営や労働環境が厳しい会社の方にすれば、そんなことは分かっているんだよ!と言いたくなるのも理解します。

 

 

その上で、本当の基本に立ち返ってみると、その基本が出来ていないもので、原因もここにあるのです。

 

 

まずは基本中の基本として、会社も従業員も労働に関するルールをお互いに守ることから取り組むだけでも、改善が進むことにつながると考えます。

 

 

一度検討してみて試してみて下さい。 

 

 

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