折れたボルト

 

ボルトの折れでも厄介なのがオーバートルクで締め付けて奥の方でネジ切れてしまったボルトです、奥になると逆タップなどが届かないです
 
 
 

やり方はみんな違うだろうが自分は先ずはエンドミルで先端を平らにします、これで後のドリル作業の時にドリルの先端が逃げて斜めになる確率が減ります
 
 
 

ボルトの太さに合わせて何本かのドリルを使いギリギリまでボルトを削っていきます
 
 
 
 
 
ボルトの残骸をタップを使って削り取ります
 
 
 
 
最初にきちんとセンターを出してから作業してあげれば問題なくボルトが締まるはずです
 
 
 
 
ボルトを折った後にどうにかしようと工具でネジ穴を痛めつけていた所は既に穴が大きくなってるのでリコイルで対応になります、これだけ傷をつけると面研が必要だね

ピストンピン交換

 

ピンが固着してるのでピストンは切断して外しました、ピンは全く動きません
 
 
 

ボルトとカラーとナットを使って強引にピンを抜いてあげました、コンロッドにキズが入ってます
 
 
 

自分のバイクなら強度を考えるとクランク交換だけど3万だねと修理代を伝えたら『貧乏なので無理です』と即答だったので本人の承諾のうえで磨いて再利用する事になりました
 
 
 

新品のピンを差し込んでスムーズに動く事を確認
 
 
 

こちらも傷は軽く磨いて対処
 
 

エンジン分解

 

カバーを外して内部を見てみる、汚くて分かりにくいので軽く拭いた後の写真です
 
 
 

ポンプは破損してない
 
 
 

ケースを割ってみる
 
 
 

過走行にありがちな真っ黒な内部
 
 
 

ドロっとしたタール状態です
 
 

安く買ったアクシスZが死んだらしい・・・

ネットで安く買ったと言っていたアクシスZが止まったと連絡がきた、セルもポンプも点火も問題がないけどエンジンが掛からないと言ってるがどうせ焼き付だろうと予想してエンジン開けたらやっぱり焼き付いていた、しかし初期型はウーバーなどで雑に扱われるのが多いから寿命を迎えるのが増えてきたな
 
 

綺麗に焼けてます
 
 
 
 

このエンジンは重症でピンも焼き付いてコンロッドに固着してるのでピストンは外れません
 
 
 

プーリー側も磨耗して変な段が付いてる
 
 
 

クラッチ側のシャフトを手で回すとシャフトの所のベアリングが駄目になってるようでゴリゴリ言ってる
 
 
 

クラッチのアウターもかなり磨耗してる
 
 
 
 
セルモーターの軸も磨耗して段が付いてる、各部の磨耗から推測すると軽く８万キロ以上は走ったエンジンだろうね


中古で実働で安く出てるアクシスZは何人もの手を渡り歩いてのでメーターで3万キロなどと言っても実際には軽く六万キロ以上走った過走行の車両が多いから外装が綺麗だからなんて理由で買うと結局は高く付くんだよね
 
 

セルモーター修理

 
知り合いの乗ってるバッテリーやプラグを換えてもエンジンの掛かりが悪いアクシスZの点検をしてて音が気になったセルモーターを分解してみたら予想とおり内部がオイルで汚れてた
 
 
 

当然ながらブラシもオイルで湿ってる。
オイルの進入がなくても磨耗してて交換時期だった
 
 
ここのオイルシールが駄目になってオイルが内部に侵入したのだろう、オイルが進入してしまうと油膜で通電が悪くなるからたまに掛かるが大抵は掛からなくなる、オイルの染みこんだブラシは駄目になってるので交換だがオイルシールは純正部品では出ないので汎用品を探して交換するしかない
 
 
ほぼ同じこのオイルシールを使う事にする
 
 
 
 
 
 
クランクケース側からのオイル侵入を防ぐ為のオイルシールなので打ち込みはシールの外側を押して挿入したいのでこんな自作のアダプターを使います
 
 
 
これで押し込みます
 
 
 
 
リップを傷つけずに装着できます
 

ウインカーリレーのカチカチ音

 

 

アクシスZのウインカーをLEDに交換してついでにカチカチ音を追加したいと考える人は少なからず居るみたいだ

ウインカーの消し忘れ対策にしたいのだろう

 

近年のリレーは電子化されてるのでカチカチ音は物理的に鳴らないのでブザーの音が付いてる物も有るけどピーピーの音色が嫌いな人もいる

 

そこで使うのは90年頃のバイクのリレーです、この頃はメーカー問わずに音がするものが当たり前だったのでヤフオク等で中古を探して好きな音色の物を使えばいいかな

 

 
 
 
 

 

 

但しLED電球では点滅しないかハイフラになるので使う電球のワット数に合わせて抵抗を加えなければならない。

経年劣化で抵抗が破損してもハイフラになるから直ぐに分かるので心配もないだろう。

 

 

 

 

音が大きめなのは昔のヤマハやホンダで使われてた筒型の物ですね

 

 

 

 

 

三極なのでアースを追加してあげます

 

 
 
 
 

音は少し小さいがこのリレーなら速度もコントロールできるし抵抗を追加するなどの面倒もなく使えます

出前の方が安い



松屋のサイトのメニューを見るとブラウンソースチーズハンバーグ定食は1030円
店に行っても高いから頼む事は無いな



店舗では高いがウーバーのアプリでウーバーoneの特典を使うとなんと500円です


二人分でも1318円で食べられるからかなり安くなる、この金額なら一度は食べてみてもいいかなと思った


スクレーパー


スクレーパーは色々あるが自分が便利だと思うのはこのスクレーパーです



薄いが粘りの有る素材なのでこんな感じで曲げても問題ないです




薄いタイプはカミソリ等の歯が付いてる物が多いけどアルミだと削れ過ぎて後悔した事がある人もいるだろうがこのスクレーパーは刃先は薄いがカミソリでは無いので指で触れても怪我もしないし曲げて使えるのでピンポイントで残ったガスケットを取り除く等も楽に出来る

ピストン組み込み

 

台湾からやってきたシリンダー＆ピストンを組み込んでいきます
 
 
 
 

カムはいいけどロッカーアームのローラーがオイル切れのダメージで少し痛んでたが予算が無いと言う事で軽くポリッシュして再利用で組んでいきます
これで数万キロはウーバーで使えるだろう、しかし毎日二万は稼いでるんだからケチらずに部品を交換してもいいんじゃないの？
 
 
 
 

燃焼室のカーボン除去

 

カーボンたっぷりのヘッドにはエンジンコンディショナーの泡を吹きしばし放置します
 
 
 
少し放置しておくとカーボンが溶けるのであとはブラシで軽く擦ればこんな感じで燃焼室に傷も付かないできれいななります
 
 
バブルも軽く磨いてから擦り合わせしてあげました
 
 
 
オイルシールも新品に交換です
 
 
ヘッドも綺麗になりました