オイルを抜こうとしたらソケットがハマらないので覗いてみたら舐めまくって丸くなってました、サイズ間違いか精度の悪すぎるソケットを使ったんだろうね

 

 

こういう時の為に専用の工具が有るので有った方が良いです



頭に叩き込んであげました



19ミリ幅のメガネレンチか9.5の穴が有るのでブレーカーを使って軽く回せば簡単に外せます


6万キロ越えのアクシスZに乗ってる知り合いがオイルの消費が激しくなってのに忙しいという理由でオイル交換をサボってたらエンジンから異音が酷くなりパワーが出なくなってきたと言って来たので典型的な焼き付きの症状だよって伝えてOHかエンジン載せ替えすればとアドバイスしておいたらネットで実働エンジンと言うのを買って積み替えに挑戦したらしく自宅でアイドリング中は異音も無いので試運転に行ったら家の直ぐそばの信号待ちでガチャガチャーって音がしてエンストしたらしい。
セルは回るがカチャカチャ音がするがエンジンは掛からないと言う事で点検を頼まれた
 
 

ガチャガチャ音がしたと言ってたので怪しいのはカムチェーン関係なのでスプロケットのボルト外れかなと思い確認の為にヘッドカバーを開けたら予想に反してボルトは有るがチェーンは?
 
 
 

切れたのかと思ったら裏側に隠れてた、なぜここに居るかといえば察しの良い人はわかるだろうがボルトが緩んでスプロケットが振れてしまいカムチェーンが外れたんだね
 
 
 
 
 

カムに綺麗に乗ってます
 
 
 
 
 

信号待ちのアイドリング状態だったから運がいいのかギヤもボルトも傷は無い
 
 
 
 

 

 
 
 
爪が収まる溝が削れてしまってます、これでは左右に動くので位置が定まらい
 
 
 
本当ならカムシャフトを交換した方が良いが位置決めの爪が溝に収まれば良いだけなので爪をもう少しだけ上に曲げてあげます
 
 
 
これで傷んで無い溝の奥に収まるようになります
 
 
 
 
 
 
 
 

チェーンが団子状態になっていたけどクランク側は無傷でした

 

 

 

 

 
 

カムチェーンはここが固着して動かなくなってました、外れてクランク側に団子状態になって変形したのかな?
 
 
 
 
 

スライダーには小さな凹みがついてました
 
 
 

こちらは無傷
 
 
 
 

カーボンが物凄い事になってるがバルブがヒットした痕跡はないのでバルブは無事かな?

事故車を売りに出していてエンジンだけでもバラ売りしますなら整備しなくてもそのまま使える可能性が高いけどエンジン単体になってると部品取りに使った後の状態が悪いパーツの寄せ集めで仮組になってる可能性もあるのでリスクがあるって事です。

 

 

 

 
 

毎度お馴染みのオイル管理が悪いアクシスZが焼き付いて修理依頼がきた。
しかし汚いヘッドだな
 
 
 

ついでに前から気にはなってたけど一度も開けてまでは掃除をして無かったヘッドカバーの中の蓋を開けてみたらやっぱりただの迷路になってるだけだった。
網等が設置されてる訳でもないので無理して開けてまで掃除する必要はないかな?
 
 

蓋の裏側にはガスケットが装着されてるので分解しないでカバー内部を洗浄する時は使う薬品を考えないとダメって事ですね  



やはりピストンもシリンダーも酷い状態です



裏側にはパテ状の汚れが溜まってるしピンは跡が付いてる




コンロッドにもオイル切れで傷が入ってしまってます
本来なら強度の問題も有るからクランクシャフトを交換だけどウーバー配達員はケチばかりだから交換で三万と説明したら研磨して使えるなら使いたいとの要望なのでクリアランスが広くなり規定から外れるのでこれが原因で故障してもクレーム無し確約貰ったのでモヤモヤするが修理を進めます

とりあえずリューターにラバー砥石を取り付けて両端は削れないよう盛り上がって引っ掛かり気味だった真ん中に入ってた筋の部分を滑らかにしました、凹んでる部分はどうしようもないのでこのままです
古い車の厚み有るコンロッドなら穴を拡大してからブッシュを打ち込んで直すなんて事もやるんだけど非力のスクーターならオイル管理さえキチンとやればこれでも当分は走れるでしょうね




 

中古のアクシスℤを買ったらハンドルロックが出来ないと相談されたので見に行ったらスペアキーが糞だった、写真は修整後の物だけど持ち手側の緑部分を削ってあげた
 
 
 

他のアクシスのキーとの比較、一番上も社外キーだが真ん中の純正と直線部分の長さが同じです、キーは山の溝の形状が一番重要だけどヤマハ等のキーボックスに厚めのカバーが付くタイプは長さも重要です
 
 
 
 

実際にキーボックスに刺すと分かるけどロックする時は一番奥まで押し込んであげないとシリンダーを回せないのでロックは出来ないんだよね、加工前だと少し押して機能させるシートの開閉は普通に出来る微妙な長さだったので前のオーナーはこのキーで使っていたんだと思う、そもそも悪戯防止のマグネットが無いキーだとシャッターが閉まったら困るだろう・・

 

このタイプはGH130のキャブ仕様のエンジンが載ってるが古いのでキャブレターの内部の部品も劣化してエンジンの調子も悪くなってる事が多い。

 

友人の家のベジータも調子を崩してたが息子はカスタムしたバイクも乗ってるし頭も柔らかいのでキャブの流用を提案したらすんなりと受け入れてくれたのでインマニをワンオフで作ってあげてセッティングをして今も現役で使えてる

友人の近所の爺さんのベジータも調子が悪いらしく農業機械の販売店に相談したら機種によってキャブが違い合わないから他のキャブなんて使えないんだよってキレ気味に言われて流用に対しては拒絶反応をしてるらしい

そりゃ販売店なら部品売っても儲けは少ないし買い替えしてもらいたいだろう

 

人の話も聞けない頑固な爺さんだがそれならなんで自分の歯が無くなったからって入れ歯にしてんの?

キャブの流用とやってる事は同じだよね?

調子わるい状態で働かされてるベジータが可哀そうだよ

 

 

余ってるエンジンハンガーを鉄板を延長して少しロングに加工していきます
 
 
 
出来るだけパイプ部分が熱で歪まないように元々の鉄板や両サイドの溶接部分は残してその上に被せるように鉄板を溶接していきます
 
 
 

無くてもいいんだけどリアブレーキワイヤー用に丸棒でステーも付けてました

 

 

 

錆止め塗装をして完成

 

 

 

 

 

 

 

 

 

加工途中で放置してあったキャビーナの作業を少し進めます、シリンダーヘッドとのクリアランスが無かったのでカットしたタンク後方の所のフレームを前方に新設

 

 

 

 

タンクの固定用にナットリベッター?呼び方は色々あるようだが埋め込んでおく

このリベットタイプは溶接も必要ないので強度の要らない部分やステーは追加したくない場所で固定するのに便利です

 

 

知り合いから燃料計の針が踊って正確な残量が分からないと相談があった

メーター側かセンサーのどちらかは不明だがインジェクションなのでセンサー側が大抵はダメになってる

 

 

 

爪で止まってるだけなのでポンプからセンサーを分解
 
 
 
軸の真ん中のクリップを外します
 
 
 
 
分解出来ました
 
 
 
 
端子を磨きます
 
 
 
こちらも磨きます
 
 
 
 
家に転がってるヤマハのメーターの燃料計に繋いで確認、フロートが下がってる位置でメーター側もEになってます
 
 
 
 
フロートを持ち上げ上げればFの位置でキチンと止まってます、フロートの位置を何度か変えて安定してその位置で止まるのでやはりセンサーの端子の汚れが原因だった
 
 
 
 
 

 

 

 

普段あまり削る事がない樹脂の板を削って部品を作っていきます、樹脂は特に音もしないので削るのは楽だけど熱持たせたら溶けるし厄介な素材だな

整備の時に便利で使ってるペーパータオルだけど形が変わった、普通のはボックスティッシュの形状だけど最近のは短くなったのでケースに入れてもなんか具合が良くない、誰のアイデアで変えたのだろうか?