キックの調子が悪いと言っていたキャビーナ90乗りがバイク屋に払う工賃ケチって自力で整備した結果



見たことも無い形状になってる、どうやったらこんなに凹んでしまうんだ?


ランプレートがこのギヤにめり込んで空回りして変形させたって事なのか?
クランクシャフトも駄目になってるし

素人が工賃ケチってネット情報だけを頼りにいじってはいけない見本みたいな失敗だな。


 

修理の相談を受けた焼き付いたシリンダーを抜こうと思ったが、この位置から引っ掛かりがキツくてピストンが動かない。
ハンマーでピストンを叩き込んだり、フライホイールのナットを利用して無理やりクランキングさせる人も居るけど、クランクにとっては良いことではない。
 
クランクも交換予定なら自分も強引に抜くのだが、ピン穴にダメージが無いなら再利用した方が修理代が押さえられるので、ちょっとだけ手間を掛けてシリンダーを抜きます。
 
 
 

ケースの底に沈んでいたピストンの破片です、かなり酷いですね、この上のリング類がシリンダーに食い込んでたのかな



シリンダーが付いた状態ではずします
 
 
 
コンロッドが焼き付いていないかをシリンダーを左右に動かして確認します、今回は運が良かったようでスムーズに左右にスライドするので使えそうなのでシリンダー類を外す作業に移ります


油圧プレスで軽く押して抜きました。




ピンもコンロッドも今回は無傷でした。

 
 

エンジンを125ccに載せ換えてしまったキャビーナはUberで登録を通るんですか?と質問がきた。

自分は通りました。

 

 

 

 
 

大人なのできちんと125ccに登録してます。
車体番号が変わる訳では無いので、Uberで登録済みの90ccの車体を改造する場合は、先に90cc車両情報は削除してからでないと125ccでの申請は同じフレーム番号でナンバー違いになるから書類審査で落ちると思います。
申請をして審査が通って登録されるのに2日掛かりましたが特にUberから質問が来ることも有りませんでした。

 

 

 
 
 
一見すると便利そうだが使う用途を考えないと使えないプライヤーを買ってしまった友人が持ち込んできた
 
 

2000円程度の工具で工賃を取るのも面倒なので道具を貸して自分で切ってもらった
 
 
 

長いボルトをカットして延長用のロッドにします
 
 
 
 
材質もよくわからないので半自動溶接機を使わせて本人に溶接させてみた、熱い眩しいとうるさかったが、何とか溶接できたようです、ちょっと盛り過ぎてた部分は研磨して細くさせて完成です、自分の工具だし見た目は重要ではないのでいいんじゃないの?
 
 
 
 
余裕で届きます
 
 
 
これで中々クリップが外せなくてイライラすることもなく一回で簡単に外せるようになったね
 
 

 

 

 

 

焼き付いていたエンジンに付いていたのが左側の磁石が付いてるタイプのドレンボルト
 
 
 
 

ナット部分サイズがm13で長さが短い・・・・
 
 
 

純正は途中の空間の先のネジ穴にきちんと噛み合ってます
 
 
 

マグネット付きは届かずに隙間が出来てます。

 

 

 

 
ただオイルを排出する為のドレンボルトなら長さは重要ではないが、アクシスZはポンプがフィルターを通して吸引したオイルが流れる通路の栓の役目もしてるので隙間が出来たらダメなんだよね
多分取り付けした人は鉄粉が吸着するからエンジンに良いだろうと付けたんだろうけど、逆に悪くする失敗の見本みたいな素人カスタムだな。
ちゃんとエンジンの構造を確認しないとダメだよ。
 
 

知り合いの修理屋のタイ人に会いにタイに遊びに行った時に貰った手作りの振れ取り台です。
クランクシャフトの両端の穴で支えるタイプと違い軸の先端の穴の状態に左右されないので実用的な振れ取り台です。

プレスで組む時にきちんと上下左右を合わせれば振れはほんの少ししか出ないので仕上げはハンマーでシバいて振れを取ります。
 
 
 
 
少しでも安く修理したい人向けでストックしておきます。
 

アクシスZなら新品のクランクシャフトが三万ちょっとで買えるから、道具とスキルが無いなら直すより買った方がコストパフォーマンス的に良いとは思う、その辺のお店に頼んでも工賃を考えたら買い換えを勧められると思います
 今回は両端のネジ部分やシャフトの磨耗等のダメージが無くベアリングもまだ傷んで無かったのでコンロッド等の交換でとりあえず延命します。
三点で約一万なのでお得感は全く無い
 
 
 
専用の治具にセットして油圧で押し込みます
 
一気に行かずに途中で確認します
 
 
押し込み過ぎると、ここのクリアランスが狭くなりやり直しになるので0.15以下にならないように途中で計測しながらやってます
ピンの抜き差しを何度もやり直すと、ピンが緩くなってしまい溶接でピンの回り止めの処置が必要になり面倒です。
 
 
基準値だとこれくらいの凹みの位置になります
 
ウエイト側は最大で44mです。
あとは振れ取りとベアリング類の組み付けをやっていきます
 

6万キロとか過走行のアクシスZがたまに安く売られてるが大抵はカタカタ音が出てて軽い焼き付き等が起きてる車両が大半です、
シリンダーキットでOHすれば直るだろうと安いアクシスZを買って自分で組んでみたが音が無くならないという相談が来た、
クランクは普通に回ったって言ってたがバラしてコンロッドを触ってみたらコリコリなっていた。
両端のベアリングが回ればいいって事じゃないんだよね
とりあえず分解していきます。
 

 

ココのカバーも外した事がない人は知らないだろうが茶こしフィルターしかないアクシスZはこれが遠心分離式オイルフィルターって事になってるから泥が固まったような汚れがカバーの裏側に蓄積してるんだよね
 
 
 
こんな感じで淵に沿って汚れが固まってます
 
 

125㏄は油圧プレスで簡単にピンが抜けます
 
 
 
 

ベアリングはダメージが酷いです
 
 
 
 

まともにオイル交換されて無いバイクだったんだろうね、ピンが削れて凹みが出来てます、カタカタ音が出てた理由はここです。
メルカリなんかでタペット音有りとかの安物買うとこんなのばかりだよ 
新品のクランクシャフトは33000円はするから無駄な追加出費だね
 
 
 
アクシスZのウエイトは斜めになってます、設計者がバランスを色々と試したんだろうね
 
 
 

カチャカチャ音がしてたのに無視して走ってたエンジンの末路です
 
 
 

カムチェーンの下側のスライダーが折れてたので、バルタイが大きくずれてバルブにヒットしてコンロッドが曲がるほどのダメージです、クランク、シリンダーキットの両方の部品代を考えるとこのエンジンはご臨終です。
数千円の部品のおかげで無駄な出費になるって事です。
 

 

 

 

 

エアクリ側はカウルに当たるかもと思っていたが奇跡的に問題なしとラッキーでした。
 
 
 
 
 

ファン側も問題なし
 
 
 

レギュレターは風が当たるようにリアに移動

 

 

 


純正のフェンダーにも収まって違和感がないかな?