電磁ポンプ全盛の世の中だが、ポンプの音に邪魔されず、静かにエンジンの鼓動を聴きたい…という人や、万が一の時には燃料が行かなくなるから…等々、未だに燃料ポンプは機械式でという人ももちろん居る。
これが、U20のオリジナル燃料ポンプ。エンジン内のジャックシャフトのカムが、右側に出ているレバーに当たり、中のダイヤフラムを動かして、ガソリンを吸い上げる。つまり、エンジンが回らないと、ガソリンは供給されない。
そして、エンジンスリンガーの隣に、長めのブラケットでタペットカバーの前を通ってキャブ側へとガソリンホースは繋がっていく。この車体は5000番台なので、分岐のところで細いホースが出ているが、これはキャブの冷却用。2器のキャブ下を通過して、ガソリンタンクへと戻るリターンパイプ。
電磁ポンプの様に、機械式燃料ポンプは、何も音が出ないので、ちゃんと動いてるかどうかは、ストレーナーを見るのが早い。ガス欠かな?と思った時も、セルを回してストレーナーを確認するのが早いね。
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