人事部29年の社労士 吉崎です。
人材育成はOJTとOFFJTがバランスよく実行されることが大切です。もちろん日々の仕事を通じて学ぶことが圧倒的に多いはずですから、OJTが中心になります。
教育体系を作って、OJTで学ぶこと、OFFJTでやるべきことを決めて実践している中小企業は多くありません。もちろん経営者は社員の成長と業績向上のために、社員教育の施策を打ち出すのですが、いいと思ったことを次々実践し、すぐに気が変わって、また別のことをやらせようとします。
経営者は社員よりも多くの情報を得て、よく勉強もしていますからアイデアがどんどん出てきます。経営者仲間の「成功事例」も聞こえてくるようです。
しかし社員は、その変化についていけず「今、何を学べばいいか」「何を期待されているのか」分からなくなります。そして、「どうせそのうちに変わるから」ということになり、本気で学ばなくなります。
経営者がいいと思っても、一貫性のない育成方針では人材は育ちません。方針を決めたら継続することが、社員をやる気に導きます。
経営理念に基づく教育方針を決めて、愚直なまでに継続する。結果をすぐに求めないことが必要です。
経済合理性に当てはめれば、投資を早期に回収することが当然ですから、経営にシビアであれば尚更、結果を求める気持ちは理解できます。それは育成方針が社内に浸透するまでの我慢というところです。
会社の組織風土によって、浸透のスピードに差が出ます。「なぜ、こんなに遅い(結果が出ない)のか?」と思われた場合は、他に原因があるかもしれませんね。
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