今日は、地域医療再生特別委員会の視察で、茨城県水戸市にある「水戸地域医療教育センター」に伺ってきました。


「地域医療教育センター」とは、大学内での教育だけでは不十分であるとの指摘から、現場の医療機関で直接研修できる場を設け、医療教育の質を高めようとするものです。


その結果、研修医はより専門的な教育が現場でうけられることなり、提携している地方病院においても医師や研修医が増え、医療体制の強化が見込めることとなります。


この取り組みは上田でも地域医療再生計画の中核事業として、信州大学と長野病院の提携により今年の4月からスタートする予定ですが、ここの特徴は民間病院と大学が連携をしていること、そして、行政より一切補助金をもらっていないことです。


つまり、行政が絵を描いたのではなく、水戸協同病院の平野院長の強力なリーダーシップのもと独自に進められてきた取り組みなのです。


センター設立より2年が経過しましたが、その成果は目覚しく、平成20年の医師数が22名であったのに対し、平成22年では56名。


何と、わずか2年間で研修医を含めた医師の数が倍増したのです。


その数字に我々は思わず感嘆の声をあげましたが・・・・・


平野院長いわく


「成功のためには指導医にいかに優秀な人材を集めるかが勝負。ただし、同じ県内から引き抜いたところで、その地域の医師不足の解消には繋がらない。医師の余っている都市部から引っ張ってこれなければ意味がない。」


まさにその通りです。


いくら信州大学と連携して長野病院に指導医や研修医を送り込んでもらっても、それが他の地域の医師不足につながってしまう・・・


それは我々も望んでいることではありません。


「医師が住みたいと感じるようなまちづくりを行う」


「医師を志す学生を中学高校のうちから育て上げる」等


医療再生計画以外にも、私達の出来ることは沢山あるはずです。


そういった地道な取り組みが私達に今求められているように思います。



今年の4月から、長野病院にも研修医が2人来ます。


今まではまったく来てもらえませんでしたので関係者はほっと一安心ですが・・・


本当の改革はまさにこれからがスタートです。












視察最終日は、さいたま市にある「さいたま芸術劇場」を訪問いたしました。



上田市の交流文化施設建設を前に、先進事例を見ておくことは大変意味があることです。


実は、交流文化施設の検討委員を勤められている渡辺さんもここの事業部長ということで、快く今回の視察をお受けいただきました。


このさいたま芸術劇場は1994年にオープンした、目的別に設計された5つのホールから成り立っています。


演劇・舞踊・音楽・映像の専用ホールということで、上田市のような多目的ホールとは違いがありますが、施設運営については大変参考になるところがあります。


この施設の運営は「埼玉芸術文化振興財団」が指定管理という方法で行っています。


単なる貸館型施設ではなく、舞台芸術作品を創造するという「創造型施設」が特徴です。


そういった意味では、通常の施設よりもより企画力や運営力が問われることになります。


そのため、地域の文化芸術活動に支援してもらえる「サポーター会員制度」の創設や、イベントを効率的に告知できる「メンバーズ制度」を作り、市民とのつながりを強くしています。


また、駅から劇場までの通りを「劇場通り」と名づけ、ランチコンサートに来てくれたお客様には劇場通り商店街で使える割引チケットを差し上げるなどのサービスもしてるそうです。


まさに劇場と地域が共に支えあう面白い取り組みですね。



収入の柱となる大ホールを持たないため、収支面では多くを県の補助金に頼っている状況ですが、芸術創造の場として市民からも大きな評価を得ているそうです。


上田市の交流文化施設の場合も、入場料や使用料収入だけで運営費を賄えることははっきり言って難しい状況です


しかし、赤字だからといって施設自体が必要ないといとする考え方はかなり乱暴です。


運営費は上田市の芸術文化を創造するための投資と考えるべきではないでしょうか。


もちろん、そんな策もなくただ赤字を垂れ流すだけの施設はいりませんが・・・










今日から2泊3日の日程で会派の鹿児島視察が始まります。


初日は、まず東京の有楽町にある「長野県東京観光情報センター」を訪問しました。


昨年の10月より始まった「長野DCキャンペーン」での、東京窓口となっている施設です。


駅前商業ビルの2階に10坪ほどのスペースを借りて営業しているのですが、施設内は県内観光地のパンフレットがエリア別、目的別に所狭しと置かれており、その数の多さに初めての私は圧倒されました。


分かりずらい場所であるにもかかわらず、年間7万人の来訪者があり、個人や旅行業者からの県内観光に関する様々な相談にのっているそうです。


特に上田地域は「真田幸村ブーム」もあって、昨年の情報提供件数は40%増。


館内での「みすず飴」「バサラクッキー」の売り上げも急増しているということです。



この有楽町近辺にはこのほか沖縄、北海道をはじめとした各県のアンテナショップが集中しています。


歩いて2~3分の距離に、確認できただけでも10以上ありました。


それぞれ観光PRというより、県の特産品を売る物産館としての機能が強く、朝から多くのお客様がつめかけていました。


ここにいるだけで、全国を観光して回っている気分です。


各地で話題となっている特産品は、その地まで足を運ばずとも東京で全て手に入ります。


皆さんも、ぜひ活用されるといいですよ。


くれぐれもアリバイ作りに使わないように!