厚生委員会視察2日目。


今日は、滋賀県米原市にある「発達障害者支援センターいぶき」の取り組みについて勉強いたしました。


皆さんもよく発達障害という言葉を耳にすると思います。


人と接するのが苦手であったり、自分に関心のあることしか興味を示さなかったり、集中力がほかの人より長続きしなかったり・・・・


昔であれば、「個性的」で処理されていたケースですが、医学の進歩した現在は「発達障害」という病気として認識し支援をしていく必要があるとされています。


実際に調査した結果、小学生の6%は発達障害があると言われています。


一般的に大人になるにつれその症状は治癒されていくのですが、成年になっても発達障害で苦しみ、結果、引きこもりになってしまうケースも最近は増えてるようです。


上田市でも健康プラザで発達障害児の相談窓口を設けていますが、この「発達障害者支援センターいぶき」で特筆すべきは、発達障害者に向けた就労支援の取り組みです。


発達障害は知的障害と違い、ある一部の能力が劣るだけで他はすべて一般の方と同じです。


例えば、人とのコミュニケーションは苦手だが、パソコン入力は誰よりも正確に行えるという特徴を持っている方もいます。


今までは、知的障害者と同じ就労支援策が取られていましたが、こういった発達障害特有の性質を理解して、一般就労につなげて行く工夫が昨今求められています。


そのためには、支援する側が専門の窓口・スタッフを用意し、企業にも発達障害というものを理解してもらうようにしなければなりません。


「発達障害者支援センターいぶき」では、就労前支援として「ワークステーションしが」を通じて様々なトレーニングを実施しています。


そこで自信を付けることにより、より社会に出たいという意欲が増してくるそうです。



障害者として一律に対応する時代は終わりです。


これからは、個人の障害の種類や程度に応じたきめ細やかな支援策が必要です。


ここでの取り組みは、障害者も健常者も等しく同じ生活を営むことのできるノーマライゼーション社会を早期に実現するための一助になるのではないでしょうか。



















今日から2泊3日で厚生委員会の視察が始まります。


初日は成年後見サポートセンターを運営する滋賀県の「NPO法人あさがお」の取り組みを勉強させていただきました。


皆さんは、成年後見制度をご存知でしょうか。


今介護を必要としている方の約7割には何らかの認知症にかかっているそうです。


こういった方々が独自に正しい法律行為(契約)が出来るでしょうか。


独り住まいのある老人宅には、必要もない高級布団が5組みもあったそうです。


また、高価な浄水器が家中の蛇口に取り付けられていたケースもありました。


まさに、悪徳商法のターゲットとして狙われているのです。


こうした一人では意思決定が難しい高齢者・障害者の権利擁護を後見人となって支援するのが成年後見制度です。



本来ですと、地域の社会福祉協議会が行うべき仕事ですが、大津市の場合、社協も今の仕事で手一杯という状況であり、それを見かねた「NPO法人あさがお」がこの業務を受託したそうです。


この「あさがお」がすごいところは、被後見人(支援対象者)を選ばないということです。


中には、生活保護を受けている方のように資産が無い方もいます。


通常、成年後見人になると被後見人の資産に応じて報酬が支払われるのですが、資産がないと報酬がもらえないということもあるのです。


行政から相談業務の委託料や補助金という形で年間約3300万円の支給を受けていますが、厳しい運営の中、こうした弱者を積極的に支援している「あさがお」の取り組みは評価に値します。


現在までに、106人と法人後見の契約を結んでいるということですが、それもこうした地域の信頼があるからではないでしょうか。


ドイツでは、人口の約1%が後見人をつけているそうです。


日本の場合は、残念ながら詳しいデータすら開示されていません。


(少なくとも地域ごとの数字は教えてくれないそうです)


この取り組みを参考にしながら早急に高齢者の権利擁護を進めていく必要があることを痛感させられました。



「地域包括ケアシステム」を全国に先駆けて行おうとしている上田市においても、「介護」と「成年後見」は車の両輪として整備していく必要があるのではないでしょうか。















東信地方は30代、40代の若手議員の議席に占める割合が県内で最も高い地域です。


従って、若手議員による交流活動も近年盛んに行われるようになりました。


これまでは、佐久市・東御市・青木村の若手議員がそれぞれが持ち回りでホスト役を務め、地域内視察や勉強会を開催して来たのですが、昨年、上田市でも4人の40代新人議員が誕生し、今回の勉強会へのお誘いとなったわけです。


今回は、佐久市の大井議員の企画により、「安養寺ラーメンによるまちおこし」をテーマに、食による地域おこしを学んできました。



皆さん、安養寺ラーメンってご存知ですか?


平成20年に助屋の金子さんが立ち上げた「信州佐久安養寺ラーメン会」が中心となり、佐久地域を活性化させようと始められた企画です。


何故安養寺なのか?


実は、安養寺味噌が信州味噌の発祥と言われているのです。


その特徴を生かした「食」は必ず注目を集めるはずと考えたのです。



最初は、市内6店舗のラーメン屋店主と商工会議所のメンバーで始められたそうですが、2年後の現在では、参加店舗数16店舗、累計20万食が全国の人に食べられているということです。


その経済効果は3.2億円!


行政主導では、まず成し得ない成果ではないでしょうか。



金子さんに成功の秘訣を聞いてみると次のような答えが返ってきました。


「信州味噌の発祥の地と言われるストーリー性があるからこそ皆が食べにきたいと思うのではないか。最初から全国に向けてPRするより、まずは地元に人に知ってもらい、自信を持って紹介してもらえるような下地を作っていきたい。将来的には、この活動を通じ次世代の子どもたちに地元の食文化を継承していきたい。」


素敵な考えですね。


こういった熱い想いがあるからこそ、ここまで盛り上げて来れたのですね。


今後は、地域の食の仕掛け人を集め、東信地方全体でおおきな地域起こしができないか、若手議員の会でも検討していきたいと考えています。



最後は全員で「安養寺ラーメン」を体験です。(当然有料です)


美味しくてためになった勉強会でした。