経団連会長、就職支援カードの改良を | もっと知りたい労働法!

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東京都町田市を拠点に両立支援、労使トラブル、障害年金などに対応、『悩み』を『戦略』に変える労務管理を提案する特定社会保険労務士櫻井三樹子のブログです。日々の疑問や矛盾と戦います!!たまに日本酒でまったりします。

 日本経団連の御手洗冨士夫会長は22日、大阪市で記者会見し、非正規社員に向けた就職支援制度「ジョブカード」について「パソコンとつなげるシステムを作り、もっと熱心にやるべきだ」と述べました。今は6枚の紙に職歴や資格を書き込み職業訓練に入ります。初めから求職者の情報が企業に伝わりやすくなる仕組みに変え、就職を後押しするような改良を訴えました。

 御手洗会長は「ジョブカードと職業訓練を結びつければ介護や保育など必要なところに労働者を移動させる手助けになる」と強調しました。仕事を分かち合うワークシェアリングは「簡単にやれる面と複雑で難しい面がある。各社が工夫し導入すれば雇用の一助になる」との認識を示しました。(NIKKEI NET)

 「ジョブカード」って何でしょう?「ジョブカード」とは、これを作成する中で自分の職業能力・意識を整理できるキャリア形成支援ツールです。本カードにより、求職者と求人企業とのマッチングの促進を図ろうというのが趣旨ですが…履歴書や職務経歴書の代わりとなる紙の様式なんですね。これについては、御手洗会長の言うように、求人側からも求職側からも検索できるようなコンピュータ・システムを開発するべきです!

 不況で雇用環境が冷え込んでいる、この寒い間に手に職を付け春を待つという、無料の公共職業訓練の受講者が増えています。職業訓練の魅力の一つは、資格者は雇用保険や訓練手当を受けながら、無料で受講できることです。以前は定員割れだったというこの職業訓練ですが、最近では定員をはるかに上回る人気ぶりです。ここで手に職を付けた方々が「ジョブカード」とリンクし必要な業界で能力を活かすチャンスを得られるようなシステムを期待します!!

sakurai


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