厚労省が、すでに主要都市や県庁所在地に設置されている「マザーズサロン」などのサービスを地方にも拡充しようと計画しました。コーナーは来年度中にも各都道府県に一つずつ設置される予定で、大垣を含め10都市で先行オープンします。
コーナーには、遊具を置いたキッズスペースを設け、子どもを遊ばせながら相談できます。また、待ち時間を解消し、長期の求職活動にも対応するため、担当者制・予約制をとります。担当職員は2人で、いずれも子育て経験のある女性が選ばれました。保育施設や、託児サポートなどの保育情報も提供します。
ハローワーク大垣では、女性の利用者数が増加傾向にあります。2007年度の新規登録者数は、男性が8259人、女性が8430人でした。しかし、これまでは子ども連れでの来所は少なかったといい、専門コーナーができれば、さらに来所者の増加が期待できそうです。
同所は「直接的な雇用支援策ではないが、雇用状況の悪化で、育児中でも働きたいと思う母親が増えると思われます。そのニーズにきめ細かく対応できれば」と話しています。担当支援員の高木順子さんは「気軽に立ち寄れる場所にしたい。理解のある企業情報などを提供し、子育てを応援できたら」と語りました。
同コーナーは、ハローワークの開所時間の月曜から金曜、午前8時半-午後5時15分まで開きます。仕事と子育ての両立を希望する男性も利用できます。(中日新聞)
マザーズハローワークは女性専用のハローワークです。子育て中の方や、将来仕事と子育ての両立を考えている方が働きやすい求人を扱っているということです。求職側にとって、効率よく就職活動できますね。また、企業側にとっても、子育て中の労働者を雇用し、柔軟な対応をすることで『両立支援レベルアップ助成金』など助成金の受給対象になる可能性もあります。
女性に限らず男性も、これからは介護の問題などにより、思うように働けず、休業を余儀なくされることでしょう。将来は、そんな問題を抱えた社員だらけになってしまう会社もでてきそうですね。今から、そういった問題社員を上手に雇用する方法を考える必要がありそうです。マザーズハローワークも女性限定にせず、男性にも女性にも『ワークライフバランスを推進するハローワーク』として間口を広げた方が、今後理解されやすいと思いますが、何かよいネーミングはありませんか?